村山市議会 > 2020-09-03 >
09月03日-03号

  • "電気"(/)
ツイート シェア
  1. 村山市議会 2020-09-03
    09月03日-03号


    取得元: 村山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    令和 2年  9月 定例会(第6回)議事日程第3号     令和2年9月3日(木曜日) 午前10時開議日程第1 一般質問散会)-----------------------------------          本日の会議に付した事件議事日程第3号に同じ-----------------------------------          ●出欠席議員氏名出席議員(16名)  1番  小山大地議員      2番  吉田 創議員  3番  高橋卯任議員      4番  阿部正任議員  5番  細矢清隆議員      6番  田中正信議員  7番  犬飼 司議員      8番  矢萩浩次議員  9番  高橋菜穂子議員    10番  結城 正議員 11番  菊池貞好議員     12番  中里芳之議員 13番  秋葉新一議員     14番  海老名幸司議員 15番  石澤祐一議員     16番  大山正弘議員欠席議員(なし)-----------------------------------          説明のため出席した者の職氏名 市長        志布隆夫   副市長       高橋政則 教育委員会教育長  菊地和郎   代表監査委員    古瀬忠昭 選挙管理委員会委員長       農業委員会会長   青柳 篤           佐藤 毅 総務課長併選挙管理委員会事務局長 政策推進課長    原田和浩           柴田 明 財政課長      宮古 浩   市民環境課長    大戸忠行 税務課長      松田充弘   保健課長      高橋准一 福祉課長      小玉 裕   子育て支援課長   片桐正則 農林課長      板垣 晃   商工観光課長    柴田 浩 建設課長      柴田 敏   会計管理者     斎藤昭彦 水道課長      櫻井秀一   消防長       奥山 高 消防署長      早坂弥美   教育委員会学校教育課長                            片桐 隆 教育委員会学校教育課教育指導室長 教育委員会生涯学習課長           延沢教之             井澤豊隆 教育委員会東京オリ・パラ交流課長 農業委員会事務局長 軽部真也           西塚 仁 監査委員事務局長  三澤智之-----------------------------------          事務局職員出席者職氏名 事務局長      齋藤 武   議事調査主査    高橋大心 庶務係長      高橋留美   議事調査係長    齊藤文彦-----------------------------------                            午前10時開議 ○議長(大山正弘議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 出席議員は定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第3号によって進めることにいたします。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長 日程第1、一般質問を続行いたします。 なお、質問、答弁は簡潔にし、重複のないよう議事運営にご協力願います。 それでは、順次質問を許します。-----------------------------------菊池貞好議員の質問 ○議長 11番 菊池貞好議員。   (11番 菊池貞好議員 登壇) ◆(菊池貞好議員) おはようございます。 一般質問2日目、トップバッター、11番の菊池貞好です。 先に、7月の豪雨災害において被災された市民の皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災された方が一日も早く日常生活に戻れますようご祈念いたします。 今、台風10号が九州のほうに向かっております。週末に上陸するのではないかと言われております。また、当地においても9月、10月の台風被害に関しては、今回の水害を教訓に万全な対策を進めていただきたいと思います。 それでは、通告にしたがって質問いたします。 文明や経済が発展したことで人間の暮らしは便利で豊かなものになりました。しかし、その裏側では大量のごみが発生し、それが自然や環境に悪い影響を与えております。 先人たちがこの自然環境と共生し、より高度な利便さや物質的豊かさを追い求めたことが、一方では大量生産、大量消費の社会と大量の廃棄物を生み出し、さらには地球温暖化などといった新たな環境問題を生み出し、地球の環境にも影響を与える一因となっております。現在並び将来において健康で文化的な生活を営むため、環境を良好な状態で保全し、次の世代に引き継いでいかなければなりません。 そして、市の責務として、市は環境の保全と創生に関する基本的かつ総合的な施策を策定し、実施しなければなりません。実施するに当たっては、環境の保全と創生に配慮し、環境への負荷の軽減に努めることになっております。事業者及び市民の環境の保全と創生に関する取組を支援していかなければなりません。これは村山市環境基本条例に記載されております。 食品ロス削減の推進法が昨年5月31日に公布され、10月1日に施行されました。それを受けて、昨年11月26日に山形でごみゼロやまがた推進県民会議が開催されて、食品ロス削減宣言がなされました。 宣言の内容は、宴会時においては「おいしく残さず食べ切ろう」をキャッチフレーズに「30・10運動」を実践して食べ残しがないよう努める。家庭内においては「おいしく楽しく食べ切ろう」をキャッチフレーズに食材を丸ごと無駄なく使ったり、余った料理を別の料理に作り変えたりして食品ロス削減に努め、また買物の前には冷蔵庫などにある食材を確認して必要な分だけ購入するとともに、食品の賞味期限や消費期限の意味を正しく理解し、食品ロス削減に努めることなどを宣言しております。 また、2000年に3Rの考えが導入され、大量生産、大量消費、大量廃棄の社会から脱却し、環境に優しい社会を形成することで様々な環境問題を解決するために制定されました。 この3Rとは、ごみになるものを減らすリデュース、ごみとして捨ててしまう前に繰り返して使うリユース、再生利用するリサイクルの3つのRを指します。 食品ロス削減というと難しく思われますが、一人一人がごみを減らす意識と行動で日常生活を送るようになれば、環境保全そして税金の軽減につながると思われますが、市ではどのような市民への啓蒙活動、また対策を取っているのか、市民環境課長にお聞きいたします。 登壇での質問は以上とします。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答えいたします。 食品ロス削減ということでございます。昨年施行されました食品ロスの削減の推進に関する法律、これにおきましては、地方公共団体はその地域の特性に応じた施策を策定、実施するものとされております。 村山市の取組状況ということでございますが、市民向けの啓蒙とかそういったことについては、これまで特段の取組まだ行っていないところでございます。今後どのような活動が効果的なのか検討して進めてまいりたいと存じます。 以上です。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) ごみ問題は、確かになかなかあまりにも身近な問題で、なかなか手を打っていないというのが現状ではないかなと考えられますが、これは、このごみをできるだけ少なくするということが税金の軽減にもつながるわけです。ということで、これからぜひこの対策取っていただきたいと、できるだけ税金を軽減するような運動をやっていただきたいと思います。 不法投棄はごみの処理費用を抑えるため違法なごみを処理するために行われます。また、事業ごみ家庭ごみが不法に投棄されることもあるようです。不法投棄は土壌汚染や水質汚染など環境汚染の原因となり、投棄された場所の原状復帰に大きな費用がかかるなど、多くの問題を抱えております。 また、河川敷にはそこで投棄されたものだけでなく、上流で投棄されたごみが流されてきた漂流ごみ等も多く見られます。ボランティアや不法投棄対策協議会の皆様のご協力で原状復帰事業を行っているようですが、なかなか完全にならないのが現状のようです。 有害物質が河川敷などに投棄されれば、魚がそれを食し、体内に蓄積されます。化学物質はなかなか体外に排出されにくく、食物連鎖を通して体内に濃縮されます。最後に人間が食するという構図は見えてくると思います。 人体に有害物質が蓄積されると、生殖異常、発がん作用、内臓疾患、ホルモン異常等が考えられ、そして最も恐ろしい子孫への影響が懸念されます。 このように、何げなく捨てたごみが最後には食物連鎖で人間に戻ってきております。そのような意味でも不法投棄ポイ捨ては一人一人のモラルで完全になくさなければならないと考えますが、地域によっては小さい鳥居、皆さん神社なんか行くとありますが、あの鳥居をそのごみを捨てている場所に置くと、すると何か信仰心の強い人はやっぱりそこにはごみを捨てないというようなことも、ポイ捨て不法投棄などを防いでいるような活動をやっているようなところもあるようです。このごみを減らすことが税金の、先ほど言いましたが、軽減につながると考えられます。 そこで、市内の不法投棄ポイ捨ての現状はどのようになっているのか、また、どのように対策を取っているのか、市民環境課長にお聞きいたします。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答え申し上げます。 初めに、不法投棄について現状と対策を申し上げますが、不法投棄箇所については市内の各所に散見される状況となっております。その中でも特に10か所程度、相当数の廃棄物が捨てられている現場のほうを把握しているところです。捨てられている物につきましては、タイヤ、電化製品、家庭ごみ農業ビニール、農機具、といったところが多く見られます。 不法投棄を把握した場合は、まず投棄者、それから土地の所有者が判明する際には当事者に撤去を求めるということが大原則でございますが、原因者が不明な場合など撤去されない現場については、山形県や地域住民などパトロールを行って優先順位をつけ、県と合同で組織する不法投棄防止対策協議会で処理を実施する場合がございます。 直近では、平成30年の10月に大倉、袖崎のまちづくり協議会の協力を得て背炙峠で回収作業を実施しております。このときは農業用ビニールや家電製品など1.25トン撤去いたしました。 今年度は湯野沢地区大分山あいのほうになりますが、そちらのほうでの回収を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため実施を見合わせておりまして、今後の状況を見ながら対応してまいりたいと存じます。 また、ポイ捨てに対してどのような対策を取っているかということでございます。 ポイ捨ての状況については、道路沿いに大分多く見られております。このため、原則として毎日職員が環境パトロールを実施いたしまして回収を行っております。昨年度は燃やせるごみが270キロ、資源ごみ120キロ、燃やせないゴミ250キロ、ということは600キロ以上になりますが、こちらを回収してクリーンピア共立のほうで処理しております。 こちらの対策でございますが、ポイ捨てが目立つところには警察、それからまちづくり協議会との連名による看板、それからダミーカメラの設置などで防止を図ってきたところです。 今年度は実際に撮影できる防犯カメラも導入いたしました。今後、ごみの目立つ場所に警告とともに設置する計画にしておりまして、有効に活用してまいりたいと存じます。 不法投棄もそうですが、なかなか抜本的な対策というものについてはなかなか有効な手立てがないというところでございますが、地域と協力しながら防止策に取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) ありがとうございます。 今、課長がおっしゃられた、ポイ捨て不法投棄の看板、よくお見受けしますが、村山市と警察が連名で名前載っていますが、そこら辺、警察と連携はどのようにやっていらっしゃるのでしょうか。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答えいたします。 例えば、不法投棄の現場を見ていた方がいて、車両のナンバーが分かるような場合とかはすぐに警察に通報いたします。また、投棄されたごみの内容を調べまして、原因者が特定できるような場合、まずこちらのほうで片づけの注意喚起をしますが、それでも片づかない場合は、警察に通報して対応を取っていただくというふうな連携を取っているところでございます。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 根本的な問題ですが、不法投棄ポイ捨てはどうなんでしょう。年々増えているんでしょうか、それとも減っているんでしょうか。現状どうなんでしょうか。 ○議長 大戸市民環境課長
    市民環境課長 お答えいたします。 まず、不法投棄につきましては、近年大規模のが増えたというふうなことはあまりなく、数年前からずっと捨てられているところが継続しているといった状況かと存じます。 ポイ捨てにつきましては、特に大きく増えたとかそういったことはないかとは存じますが、ただ捨てられている量としては、こちらのイメージとして高止まりで推移していると、現状としてはこちらが捨てられたものに対して片づけるというふうな対応を毎年続けているといった状況かと存じます。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) ネットなんかで見ますと、これまで不法投棄とかポイ捨ては年々少なくなってきているような傾向にあったのが、このコロナ禍で家庭ごみとかそういうものが大分また増えてきたという報道がなされておりますが、そこら辺はどうなんでしょうか。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 コロナ禍によりまして、大分家庭にいる時間が長くなったということでクリーンピアに対するごみの搬入量が増えたというふうな実績はあるようでございます。ただ、それによって不法投棄、それからポイ捨てが増えたというふうな認識は特に持っていないところでございます。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 分かりました。できるだけ不法投棄ポイ捨ては、本当はゼロになれば一番いいんでしょうが、そこは人のやることですので、なかなかゼロにはならないのかと思いますが、できるだけゼロに近づくように対策を練っていただければと思います。よろしくお願いいたします。 7月の豪雨災害で各地に災害ごみが多く発生していますが、市で指定されたごみ集積所に集められ、クリーンピアなど、ほかのその他の処理場で処分されていると思います。開設当初は、災害ごみは分別されてきれいに捨てられていたように見ておりましたが、災害から数日後、集積所に行きましたら、ごみは散乱しており、この時期ですから悪臭も放っておりました。 楯岡向原集積所にはまだ多くの災害ごみが山積みになっております。何か所か指定の集積所、市のほうであったと思いますが、市内の災害ごみの総量は推計でどのくらいあったでしょうか。 また、現在の処分状況と今後の見通しはどのようになっているのか、市民環境課長、よろしくお願いいたします。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答えいたします。 災害ごみにつきましては、総量で約5,000立方メートル、これに比重を掛けまして約1,000トンを上回る程度の災害ごみが発生したと見込んでいるところでございます。 これに対する処理の状況でございますが、まずは燃やせるごみ、それか畳、こういったものについては、議員ご指摘のようにやっぱり悪臭が発生するとか、あとは発火の可能性があるなどということで早急の処理が求められたところでございますので、まずクリーンピア共立、さらに山形県と災害協定を結んでいる山形県の産業資源循環協会というところから推薦ありました山形市内の事業所、こちらのほうに搬入いたしまして、燃やせるごみ、畳については処理が終わっているという状況でございます。 また、同様に木くず、それから金属製品などについては、再資源化できるものでございますので、こういったものはリサイクル可能な業者で処理を進めているところです。 今後、不燃ごみ、それから家電製品などについて、それぞれ適正な処分先、選定作業を進めております。順次、全体について処理を進めていく計画としているところでございます。 以上です。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 今朝、楯岡の向原集積所にちょっと見にいってきたわけですが、大分処理も進んでいるようにお見受けしました。重機も入っておりました。そこの向原の集積所の処理は今後どのように、いつ頃まで完了するのか、今のところの見込みで結構ですので、お願いいたします。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答えいたします。 先ほど申し上げましたように、木くず、それから金属製品などについて現在搬出中、今後、その他のものも搬出するということで、おおむね9月から10月にかけて片づけができればというところで計画しているところでございます。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) そうすると課長、長島とか大淀、あそこ何日か前に行ったんですが、大分片づいてはおりましたが、今、全部完了したんですか。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 ただいまご指摘がありました各地区の災害廃棄物置場でございますが、被害の大きかった中央2丁目と大淀、長島につきましては住民用の仮置場を設置したところでございます。これにつきましては全て8月20日程度ぐらいまでに真っすぐクリーンピア共立への搬入、もしくは向原の仮置場への移動のほう終わっているところでございます。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 8月の末だったかな、処理なされている業者の方にお伺いしたのですが、どうですかということでお伺いしたら、なかなか処理場の順番待ち、各市町村の持込みの順番待ちみたいなところあるんで、なかなか進まないんですということだったんで、いろいろな事情あると思いますが、できるだけ早く処分できるようになさっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 将来、いつどのような災害が起こるか、どのぐらいの規模で起きるか想定するのは大変難しい問題だと思います。しかし、間違いなく近い将来、災害はやってきます。もしかしたら明日かもしれません。災害に対する対策は市のほうでも当然進めていくことでしょう。 そこで、私は想像を絶する災害が起きても対応できるように、災害ごみ対策の推進を提案いたします。水害もそうですが、地震災害になりますと、どの地域でどの規模で災害が発生するか分かりません。村山市の各地域に災害ごみの集積所が必要になってくると思われます。今のうちから集積所の土地の確保、地図への落とし込みをして情報の共有化をしていかなければならないと考えますが、いかがでしょうか。これは総務課かな、よろしくお願いします。 ○議長 大戸市民環境課長。 ◎市民環境課長 お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、今後、災害、備えは当然必要だと考えておりまして、今年度中に災害廃棄物の処理計画策定することになっております。本市においても策定作業進めていたところでございますが、実践のほうが先に来てしまったといったところかと存じます。 この計画では、廃棄物の発生量、それから処理可能量、あらかじめ予測してそれに対応できる処理方針を定めることになります。当然、この中でご指摘のような仮置場、まずは各地域における住民用の仮置場、それからそれを集積する仮置場といったものの計画を定めることになっておりますので、この計画策定の中で地域ごとにリストアップをして災害に備えたいということで考えていたところでございます。 以上です。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 分かりました。 本当、災害はいつ起こるか分からないわけでありまして、昨日も市長おっしゃられたとおり、いつ来るか分からない、それも想定できない。だんだん年々大きい災害になっているように思われます。今のうちからそういうごみの問題も災害に対する対策も含めてですが、やっておかなければならないのかと思いますので、よろしくお願いいたします。 次、2番目の楯岡高校跡地利活用について質問いたします。 楯岡高校跡地利活用における基本設計が示され、6月に説明会も開催されております。この施設には行政が運営するエリアと民間企業が運営するエリアが共有しているわけです。 課長にお聞きしたら、こういう施設は村山市で初めてだということだったんですが、それで民間と行政が一緒になって運営していくわけですが、その役割、行政の役割、民間の役割、また、この施設の管理は誰がやるのか、外部委託するのか、ここら辺どのように考えていくのか、政策推進課長、お願いいたします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 楯岡高等学校跡地の利活用でございますが、基本構想でも多様な利用者が集ってにぎわいの創出と経済効果を生む拠点というふうなことで位置づけをしているところでございます。 ここで入居いただいて、事業活動を行っていただく民間の方、当然いるわけで、ただ、自分の業務を当然やるわけですけれども、それだけではなくて、様々な異業種の方と触れ合う、交流することによって、また新たな発想や取組、そういったものも期待するというふうなことを考えております。 そういった行政としては、そういう業者間の間をつなぐような役割もひとつ担っていきたいというふうに思っております。もちろんコミュニティー的な一般の多くの方が集まる施設部分については、行政のほうで運営のやり方携わっていくようなことは出てくるかと思います。 それから、管理運営の方法ということで質問頂戴しました。議員が今あったように、市が直営でやる方法あるいは指定管理者のように管理運営する事業者を選考する方法、または、その業務そのものを委託する方法など考えられるというふうに思っております。 これらの手法について、入居事業者も何らかの形でその運営に参画していくような、そういったことができればというふうに考えているところでございます。入居する事業者の形態ですとか、施設の設置方針などを鑑みながら、今検討しているところでございます。 以上です。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 今、課長おっしゃられたように、あそこに来るお客様というか、訪ねてくるコミュニティーの施設に来る方たちの触れ合いだけじゃなく、中の業者間の、業者というか行政と民間、あと民間と民間とかそういうふうな触れ合いの場といったらいいか、そういうのも考えていくということですので、大変よろしいかなと思いますので、まず来た、あの施設に来ていらっしゃったお客様が喜んで、中の業者間と言ったらいいか、いつもにこにこと対応していただくということが必要なのかと思いますので、よろしくお願いいたします。 第5次村山総合計画の中にも利活用施設中心市街地再生の拠点であるとともに、市民の期待に応え、地方創生の象徴的存在とするため令和4年の利用開始に向けた取組を今後も着実に実行していくと明記されております。前の一般質問でも質問させていただきましたが、その折には検討していくという回答だったと思います。 そこでお聞きしますが、それから大分たっているとは思いますが、この施設に関しての、ハード面はいろいろ私ども説明会等々ではお聞きしておりますが、ソフト面、こういう中心商店街をどのように再生していくのかということがあまりはっきり答えていただいていないのかなと思いますので、現時点でどのように考えているのか、よろしくお願いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 まずは今作成している利活用施設そのものをいかににぎわいづくり出していくかというふうなことが一番目であろうかと思います。その上で、中心市街地との今、ご質問あった取組ということになろうかと思いますが、例えばITを活用したポイント事業ですとかキャッシュレスサービスとの連携などいろんな発想はあるわけでございますが、ただ、こういったものについては、当然店舗側の設備投資等も出てくることが考えられるわけでございます。希望される店舗、それから多分希望されない店舗などが想像されますので、ソフト事業については、商店街の皆様とそういったところを踏まえた上で一緒に検討していきたいというふうに思っているところでございます。 あと、もう一点、施設に入居される、希望されている方でもIT関連の事業者もおられますので、そういった事業者さんからもソフト面のご提案をいただくことなども考えているところでございます。 今の段階では以上でございます。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 課長おっしゃられるとおりで商店街の人が何店舗くらい、この例えばITの企業でポイントカードでも何でもそうですが、こっちのほうで提示してもなかなか乗ってこないというのが現実ではないかなと思われます。 そういうふうにならないように、課長おっしゃられるようにこの施設がやっぱりにぎわいのある施設になっていけば、自然と一緒にやってみたいという考えになるのでないかなと思います。そのためにもこの施設、にぎわい創出という大テーマになっておりますので、ぜひにぎわいのある施設になっていくように頑張っていただきたいと思います。 7月の豪雨災害時には各地域の市民センターを中心に市内の避難者約81人避難したわけですが、災害時には避難者だけでなく避難用の用品、水、食料など様々な物資を備蓄しておかなければならないわけです。 昨日、ちょうど質問の中で答えておりましたが、武道館を備品庫に考えているということでしたが、今回の水害では各地の学校を開放して避難所にしたようですが、今後どのような規模の災害が起こるかも予想もできません。 この施設には体育館施設が、昨日ずっと話ありましたので、ここは省略しますが、民間の宿泊施設、あと民間の企業が入所予定もあるということです。今後、災害時にはこれらとの避難所の協定を結んでいくなどの計画はあるのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 今、事業者が入所する管理棟のテナント部分についても避難所にできないかというようなことかと思います。 IT事業者など特に考えられるんですが、セキュリティーの面などで事業者側の都合がおありなんだろうなというふうな思いがしておるところであります。 今、議員がおっしゃった、例えば宿泊するような施設とかそういった業種によっては可能なものもあるのかなというふうな感じはいたしますので、入居を希望している業者の方とお話をしてみたいというふうに思います。 以上です。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) あと、一応、一番のメイン、玄関入ってのコミュニティー、コワーキングですよね、あそこの場所も災害時には避難所として開設する予定でしょうか。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 今の段階では昨日申し上げた体育館、武道館等について可能性を考えておりますが、管理棟については、そういった設備を洗った上でこれから検討してまいりたいと思います。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 今年7月の豪雨災害は村山市を全国的に名をはせることとなったわけですが、特に楯岡中央の県道沿いの冠水はテレビ等でも報道されました。そして村山市民の間では市役所は大丈夫なのかと、ほかの被災地と合わせて心配しておりました。 本来、災害時は市役所内で指揮を執り、市民の安全を確保するのが市職員、我々議員の役割と責任のはずです。五十数年前にもこの地域が冠水したのは子ども心にも記憶に残っております。歴史は繰り返すものです。今回の水害、被害を見るにつけ、現市庁舎の敷地は本当に安全・安心なのかと言い難いのではないでしょうか。 災害に強い村山市を目指し、都市計画で利活用施設の道路周辺は令和7年には市道本郷通り線が開通予定で、また都市計画道路村山駅東沢線が令和8年に道路拡幅工事が完成予定になっております。この施設の周辺道路が拡幅整備され、災害対策の計画が進んでいきます。 また、旧楯岡高等学校跡地に近年災害が起きた話は聞いておりません。私の知る限り水害被害も地盤沈下もなかったかと思います。ハザードマップを見ましても比較的安全・安心な土地だと認識しております。 そこで、私の提案でありますが、市庁舎も築45年の歴史があり、何年か後には建て替えの時期が訪れると思われます。中長期計画の中で、今庁舎の移転を考えてはいかがでしょうか。楯岡で今庁舎の移転先に最適な場所はここしかないように思われます。この土地は市の所有になりましたので、用地買収の必要もありませんし、何より今の立地より、ここになりますが、安全性が担保されて広大な敷地はないように思われます。 昨日、阿部議員も申しておりましたが、市民の関心がこの施設に利活用に関して薄いように感じられます。この施設と市庁舎が同一敷地内に計画されれば、おのずと市民の関心は高まるはずです。 また、第5次村山市総合計画の中に市民の誇りである楯岡高等学校の100年以上の歴史と文化を歴史に残す旨が記載されております。村山市だけでなく、楯高の卒業生が県内外にたくさんおります。今はまだ楯高跡地のグラウンドを含めた敷地の利活用の計画がないのでしたら、昨日の吉田議員の人工芝の提案と併せて中長期計画で、そこには箱物は取りあえずは建てないで未来の新庁舎建設予定地として用地を確保しておく提案をしたいと思います。 将来に向けた志布市長のご所見をお伺いしたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 将来に向けたご所見と今初めて言われましたので、ちょっとないんですけれども、ここの庁舎を去るということは、この辺を見捨てることになりますね。周りは楯岡あるいは村山市の発展を願ってJRから西のほうに、先人はここを選んで建てたと思うんですね。そして、また今度、建て替えたからといって向こうに行くというのは、面積的にも私は足りないと思います。 そして、今までのほかの市町村といいますか、大体うまくいっているところを見ますと、官庁街を大体集約するんですね。法務局とか周りに全部集めて官庁街をつくるというのは大規模な都市計画をやっているところは結構あります。村山市はばらばらになっているんですね。あちこちばらばらでございます。 そういう点から見ますと、今は若干村山市周辺、商工会とか入っていますけれども、これを全部置いて自分たちが行く、交通の便も非常に悪く、今のところはよくありません、あまり。そういう意味では向こうに移るというのは、ちょっと今は考えられない状況でございます。もちろん老朽化してくれば、いろいろ考えるでしょうが、当面、今の段階ではありません。 また、ここの水没関係もありましたが、ここが水没する可能性があるというのは、昨日も言いましたが、ハザードマップでここは4、5メートルなるよともう出しているわけです。なる可能性があるということを言っているんですね。ですから、それに沿って対応していこうとしていますが、ここ50年以上、ここ上がったことないですね、全然。 この間上がったのを見て、急いでほかの地区に移転しようとすると、私たちはできますけれども、周りの人間はできないわけですよ。民間は全然できないわけですね。そういうことを思えば、市役所ばかり勝手に行ったとか言われる可能性もありますから、そういうことを含めて、今後、この市庁舎を建て替える場合には多くの方の意見を入れながら、地域を見ながら計画をしていくべきだと思います。 私は今その考えはまだありません。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 大変申し訳なく思います。いきなりの質問だったので、答えも準備なされていないと思います。ですが、やはり今、築45年ということで耐用年数を考えますと、ここ1、2年という話じゃありませんが、当然10年、それ以上なったときに建て替えも考えなきゃいけない時期に来るのかなと思います。 そのときになって、例えば、今、市長言ったように、なかなかここの土地は去り難いということですが、やはり50年に一遍、100年に一遍という災害がいつ起こるかも分からない、そういう状況の中で緊急時には指揮を執らなきゃいけないというときに、水没したんでは何にもならないと思います。そのためにもできるだけ、本来お城というものは安全なところにあるべきだと思います。 そのようなことで、私は今のうちから長期計画で考えておかなければいけないのかと、また、今、市長がおっしゃいましたように、市民の声も当然聞かなきゃいけないわけですので、そこら辺も考えていただければと思います。市役所の役割は元来、行政と市民がお互いを理解し、知恵を出し合って仕事をしていくことが大事なのであり、まず市役所と市民の距離を縮めることが何より必要なのではないでしょうか。 また、基本計画の中で、この施設を多様な利用者が集い、にぎわいの創出と経済効果を生む拠点と位置づけております。利用者間に交流が生まれるようなコミュニティーとともにオープン性の確保、発展に重点を置くことが記されております。同じ理念を持つ施設を1つの敷地に供して運営を計画していけば、村山市民だけでなく、まずは多くの楯高同窓生が関心を向けるはずです。村山市の将来を見据えた計画を今から策定していかなければ、こんなよいチャンスを逃してしまうのではないでしょうか。 コロナ、水害等で本市にはあまりよいことがない今年こそ、実現可能な夢を描くことも大切かと思います。総務、政策推進、財政3課長にご所見をお伺いいたします。 ○議長 答えられますか。柴田総務課長。 ◎総務課長 議員おっしゃるような熱い思いは確かに届きましたので、そういった市民と一緒になって村山市発展に努めてまいりたいというふうに思います。 ○議長 11番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) ありがとうございます。 夢のあふれるこの施設において次の世代の若者に何を残せるか、ご検討をよろしくお願いいたします。 終わります。 ○議長 11番 菊池貞好議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午前11時から行います。 よろしくお願いします。     午前10時48分 休憩     午前11時 0分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △犬飼司議員の質問 ○議長 7番 犬飼 司議員。   (7番 犬飼 司議員 登壇) ◆(犬飼司議員) 7番 犬飼 司です。 まず初めに、7月の豪雨で家屋、農地や農業関連施設、企業、山林、河川、その他多くの分野に災害をもたらすこととなってしまいました。災害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げ、一刻も早い復旧を、そして一日も早いいつもの生活に戻れることを願うところであります。また、災害対応にご尽力いただいた市職員、ボランティア等関係各位に心から感謝申し上げます。 さて、今回の豪雨災害は、長雨の後の県内全域にわたる大雨が降ったことによるところが大きいのではないかと推測いたします。本流である最上川は過去最高の水位となり、さらに白水川堤防の決壊により大旦川の下流域に集中、水門のポンプアップも追いつかず、中央の床上浸水が起きたというのが大方の見方だと思います。 先日、災害対応について、平成25年に作成された防災計画を見返してみました。計画にのっとり進められ、計画が生きていると実感いたしました。市職員の懸命な対応に改めて感謝いたします。 いずれにせよ、どのような災害にしても、今回の被災者はしようがないと言ってくれる人もおりますが、二度と同じ事態は起きてほしくないはずです。災害復旧には多くの労力と時間と経費がかかります。また、災害対策も同じです。ですから、しっかりと原因を調査、分析し、効果的な対策と計画を立て、進捗管理を確実に進めていくことが非常に大事なことと思います。 今回は3月に質問いたしました国土強靭化地域計画について改めて質問いたします。 令和2年8月28日、つい先日でありますが、国土強靭化の推進に関する関係府省庁連絡会議資料を見ました。令和3年度も地方公共団体が作成する地域計画に基づき実施される取組に対し重点化、つまり重点配分、優先採択の支援を行うとともに、支援対象の追加を検討するなど支援の充実を図るとありました。日本各地にこれだけ災害が続けば、毎年こういった施策が講じられることと思います。 市長に伺います。 市長は昨日の答弁の中で、国交省に防災についての要望活動を行うという話がありました。要望する上でも国土強靭化地域計画の作成は一つのツールとなるかと思います。なるべく早い作成完了が望まれると思いますが、市長の考えをお聞かせ願います。 以上、登壇での質問といたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 お答えをいたします。 国土強靭化の計画を達成していくのは、これは当然でございます。今回の国交省の大臣に直に行くのは、ピンポイントで行くつもりでおります。ピンポイントは碁点の南河島周辺と大淀、長島、この3点に絞って、国・県の配分をよろしくお願いしたいということで行くつもりにしていますので、強靭化は当然ながら今回の目的はそこにございます。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 要望活動よろしくお願いをしたいと思います。 この強靭化計画、先ほども申し上げましたが、やはり作成したことによりメリットは多大なものがあるかと思います。もちろん市長がお願いするわけですから、当然ながら与党として大いに期待をするところでありますが、この強靭化計画が大きな役割を果たすことも一つだと私は思っております。 それでは、ちょっと順次、各セクションにお話をお聞きしたいと思います。 まず、総務課長にお伺いいたします。 3月の回答では、国土強靭化地域計画は今年度中の策定予定と回答がありました。新型コロナ感染症対応、対策、豪雨災害対応と次々に災難に襲われておりますが、国土強靭化地域計画の策定の進捗はいかがでしょうか。 また、7月豪雨災害を経験したわけですが、机上の論理以外に新たに見えてきたもの、追記しなければならないもの、そういったものはございますでしょうか。お聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長 柴田総務課長。 ◎総務課長 お答えいたします。 議員ご心配のとおり、コロナあるいは水害等で若干作成にちょっと手間取っているところがございますが、それは事実でございます。ただし、これまでの市の重要事業ですとか第5次村山市総合計画の後期基本計画、それらに登載なっている国土強靭化につながる事業とのすり合わせ、盛り込むべき内容等の確認を行っております。 また、県から示されております市町村の盛り込むべき計画の中には相当細かい点がございますので、それを落とし込んでいく、あるいはないものについてはつくり込んでいく、そういった過程を今後各課に連絡しながらつくっていくことになろうかと思います。 その中で、これまでの課題といいますか、これまでのコロナあるいは水害等で見えてきた課題等も当然織り込んでいかなければならないというふうに考えてございます。県の計画にもありますが、被災地における疾病、感染症の大規模発生、そういったものも視野に入れて計画に盛り込むように考えていかなければなりません。 また、今回の水害等で見えてきた課題ということでは、当然これまでも重要事業等で要望しておりますけれども、国土保全の推進、治水対策の推進、河川管理の維持管理などを確認しながら市としてできるものについては盛り込む、また、これについては当然県のほうでも計画の中に入ってきております。 ほかにも昨日の議論の中で防災拠点としての楯高跡地の位置づけとか新道の駅についても物流の拠点とかそういったことを視野に入れて強靭化計画に盛り込んでいくべきかなというふうに、私としては今のところ考えてございます。 いずれにしましても、いかなる災害が起きようとも人命の保護が最大限に図られる。国家社会の重要な機能が致命的な障害を受けずに維持される。国民、市民の財産及び公共施設に係る被害の最小化。迅速な復旧復興。この点を十分に意識した計画づくり取り組んでまいりたいというふうに思います。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) なかなか今のお話ですと、国交省というか国土強靭化計画つくるマニュアルそのもののような気がいたしますが、今後、ある程度は入れ込むところは分かっていることと思います。ただ、非常に強靭化地域計画は、施策分野ごとの推進方針が示されており、脆弱性評価から始まり事前に備えるべき目標と起きてはならない最悪の事態ごとに分析、評価、設定をしていく流れと、非常に細かくなっております。 各分野、分析がこれから始まるというようなことであれば、大変厳しい状況かなと思いますが、あと半年でありますので、よろしくお願いをしたいと思います。 あと、追記しなければならないこと、もちろん疾病、感染症、防災計画の中にもこのことはもちろんうたわれております。あとは、保全、治水対策、これも十分にしていかれるようにお願いをいたします。 私なりにちょっと今回の被害を受けて、ここは考えていってほしいということがありましたので、ちょっとご報告させていただきます。 先ほどありました疾病、感染症対策でありますけれども、まずは最近、非常に複合災害というのが言葉を耳にします。地震と津波、地震と火災、それから地震と土砂崩れとか1つの自然災害が起きて、それに伴ってまた災害が起きると。こういったところを複合災害と言うんだそうであります。 最近、この言葉をよく聞くんですけれども、テレビでも。最近ですとやはり新型コロナ感染症と自然災害の対応、こちらのほうがこれからこういった国土強靭化あるいは防災計画に盛り込むべきところだろうというように思います。 まず、避難所のスペース、そして疑わしい人の対応、また密にならないように避難所以外の避難、いろいろ方策はあるかと思います。ただ、今回は疑わしい人がいなかったので、対応の不備というのは検証できませんでした。 ただ、これまでの報道でも分かるように、近所にコロナ感染者が出たというだけで大騒ぎするわけです。ましてや避難所に感染者がいるなんてことになったら、それこそパニックになるだろうというふうに思います。ですので、強靭化計画もそうですけれども、この平成25年3月に防災計画がつくられておりますけれども、この中に避難所の開設という項目があります。避難所の受入れと必要な措置と。 この中にはまだもちろんコロナ感染症のことは書いてありませんけれども、やはり避難所に入る前にどうやって感染した人を見つけるのかというところも非常に明記しておかないと、職員がパニックするんじゃないかなと。 感染症が避難所に入ってからではとても遅い状況ですので、その前にどうやってその人を見つけだすか、検査をするか体温測定なり体の異常を発見するか、こういったところを事細かに明記して職員がパニックを起こさないということで対応できるように考えていかなければならないのではないかと私は思いました。 あと、建設課長にお伺いいたします。 新町5丁目の宅地造成の若干の冠水、こちらご存じでしょうか。水田のかんがい水路から越水し、住宅団地内の通路に若干の冠水があったと近隣の方から聞いております。こういった越水に対する備えが必要だと思いますし、今後の宅地造成時にも注視していく必要があると思いますが、このことについてお伺いいたします。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 お答えいたします。 新町5丁目、新たな渋田団地でありますが、そこについて、道路が冠水したということは承知をしております。その内容につきましては、今回は大雨、急な多くの雨によって道路の側溝が一時的にはけなくなってうっすらと、その道路側溝があふれたために一部道路に上がったということをお聞きしておりますが、雨がやむと同時に、その時間を置かずに引いていったという話を聞いているところでございます。 今言ったように、その他今回はそういったことで大雨によって一時的に道路の側溝があふれた箇所が非常に多くございました。ただ、ほとんどの場合は、それが雨がやめば自然に流れていって長い間冠水することのないというような場所も大分あったようでございます。それも含めて今後、いろいろと調査をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) ありがとうございます。ご存じでしたらよかったです。 これから2期目の工事といいますか、2期目のほうの宅地造成も今後始まると思いますけれども、こういった面でもやはり若干かさ上げをするとか、特にあそこの土地というのは、田んぼを埋め立てて造ったところですので、東側の斜面からずっと流れてあそこに流れてくる水というのは、相当の量があると思うんです。 ですので、住宅団地に入る前に、やはり大きい支流に流し込む側溝を造ってみてはどうかなというふうに思います。これは後で、私もちょっと大久保のことでお話ししますけれども、こういったように住宅に入る前に何とか支流に流し込む、こういった事前の排水路、こういったものを検討して造っていく必要があるんじゃないかなというふうに思います。 その地形にもよりますけれども、こういったところを今後考えてほしいなというふうに思います。ましてや、家を買ったはいいが、床下浸水だというようなことがあっては、市の責任問題にもなるかと思います。よくそのことは十分に、一時的なものとはいえ、その住民にとっては、いや上がったというのが心に残ります。ですので、そのことを何とか事前に防げるような対策を考えていただきたいというふうに思います。 そして、政策推進課長に伺います。 今回の豪雨で、代表的には長島、大淀、大槇の最上川沿いの一部、そして中央と、床上浸水が起きていますけれども、テレビの報道番組でよくコメンテーターが言うのが、いやここは居住誘導と土地利用制限をかけないと駄目だねというような話をよくコメンテーターが言っているのを聞きます。 居住誘導と土地利用の制限、これはどういう場合にできるのか、ここをちょっとお尋ねしたいと思います。 そして今回、床上浸水となった地域は今後どのような処置が取られるのか、この点も併せてお伺いしたいと思います。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 お答えいたします。 今現在でありますが、土地利用の制限を行っている部分につきましては、急傾斜地の災害危険区域の住宅ということで、今現在はなっています。ですから、指定するには、まずは市として災害危険区域に指定をすることがまず先決であるというふうに考えますが、今の段階では急傾斜地の部分しかしておりません。 以上です。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 急傾斜地しか制限をかけられないということかと思います。つまりはレッドゾーンと言われる部分かなというふうに思いますけれども、今回、床上浸水したところ、50年に一度、100年に一度と言われるところでいったところでありますけれども、非常にここに住んでいて本当に大丈夫かと思うような人がいるのも事実であります。 そして、これ引っ越すよという話を聞いたところも実際にあります。ですので、そういった危険区域とかハザード内でどうしてもここは越水するんだと、床上、50年に一度に、極端に言えば50年に一度に床上浸水をするんだというようなことをやっぱり知っていて住んでいるというふうに市が思うしかないということだなというふうに私は思いました。 大旦川の今、調節池造っております。そして、新たに防波堤ができるのかどうか分かりませんけれども、この前、河島の企業に行ったときに、河島の工業団地に越水があったと。大旦川にできるはずの堤防ができない、これは市の怠慢なり国の行政の怠慢なりということで、市長にも陳情に行ったという話をお聞きしました。 だから、それが調節池なりこの堤防ができるまでは、もう浸水するのは当たり前だと思って住んでいなければならないということだと思います。非常にこの方々にとってはお気の毒な話でありますけれども、市としてはどうすることもできないという対応でよろしいでしょうか。市長お願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 市としてはどうすることもできないですね。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 明確なお答えありがとうございます。私もそう思いますが、非常にふびんにも思います。 次に、側溝越水による住宅地冠水、これは今回の災害のみならず、ゲリラ豪雨とかそういった一時的な大雨、そういったところでは、必ず冠水する側溝というのがあります。 私ちょっと大久保地域以外の側溝はよく分かりませんけれども、大久保上原の場合、こちらを考えてみますと、工業団地を含む多くの水路から一本の道路下の水路に流れ込みます。この水路が毎回毎回越水するということであります。住民にしてみれば、もう怒りを通り越してあきれ返っているような状況であります。もうこれは何にも市ではならないんだなというようなことでありますけれども、こういう水路は大久保だけじゃなくて、ほかにもあるんだろうというふうに思います。 建設課としては、こういう水路の把握はされているんでしょうか。そしてまた、なぜ何年も改善されないのでしょうか。お聞きします。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 お答えいたします。 建設課としてそういう道路側溝関係とか、そういう上がる箇所については、今回に限らず以前から把握している箇所もございます。それにつきましては、順次できるところから対応しているところでございますが、その内容によりまして、やっぱりさっきも犬飼議員もおっしゃるように、上から来る水が多くて来るもの、そういう場合、上の水を少なくしてもらえば済むわけです。 あと管理で分水のところで操作をしてもらえば済む場合もあります。そういうところについてはお願いをしていますが、なかなか強い雨になると、管理する方がなかなか間に合わずに、そのまま水を流してしまうということもあって上がるところもあります。 いろいろな原因がありますので、それにつきましては、できるところからいろいろと現場を見た上で局所的に治せるもの、それから上から来る水の分水とか、そういう必要なものを含めながら、その箇所、箇所にあったもので今までもやってきております。 ただ、今回、さっき申しました今回の大雨、特に今までに把握していない場所についても次々に出ておるところでございますので、その辺の箇所も含めて今後調査をしてまいりたいと考えます。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) その調査をすると、調査をして原因が分かる、その原因をなくすために市だけではできないことがあると思います。例えば改良区に同じように手伝ってもらわなければならないこと、あるいは農業委員会を通してでもやらなければならないこと、こういったところの連携というのはどうなっているんでしょうか。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 今回の雨に限らず、今までもそういう改良区さんとか水の管理をしている方について、そういう場所について随時お話をさせていただいて、ゲートを造っていただいたり、そういうことで対応をその都度、その場所、場所でそれに合った対応をさせていただいているところでございます。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 私、先日、改良区の方にちょっと、これちょっと言うつもりなかったんですけれども、改良区の方とお話する機会がありまして、いや、ここの水は、大久保の場合は上流が田んぼがほとんどですから、そこの水をどうにかしてくれれば、そこの越水がなくなるんだというような市の言い分ですよね。 いや改良区は、これは私たちの水というように言われても、これを流すのに、例えば上から来た水を住宅の道路沿いになりますけれども、そこを通らずに、じゃ、支流に流せるかと、今の予算から見てそこは難しいんだと、ですから縦割り、横割り、そんなこと言っている場合じゃない。 市と今回、改良区、そういったところは協議会、協議する場を持って、住民の生命、財産を守るところにお互いに歩み寄るところが必要なんだろうとその方は言っておられます。ということは、これまで何年もやはり、越水が常連の側溝というのは、そういったところがなされていないんじゃないかなというふうに思います。一つ一つのその越水する箇所にについて、上流部の関係機関とのやはりこの密接な話合いの下に進めていく、これをしっかりと行っていただきたいというふうに思いますけれども、市長の見解を求めます。 ○議長 志布市長。 ◎市長 そういう話合いは必要だと思います。ただ、今までもやってきた経過があるということは担当課長が言ったとおりですね。ただ、水に関しましては、水の権利がある、非常に難しいということも聞いております。 上原のほうというかあっちのほうも、そういう関係が湯野沢のほうから来るというのも聞いております。今までも何回もありました。今回、何か床上浸水とかあったんでしょうか、そこで。ないんでしょう。その問題は前からあったんですよ。そこだけの問題でいろいろなってきましたけれども、なかなかうまくいかない。それが全体のように言われると非常にまずいんですけれども、全体ではそんなことあまりありません。 ただ、全般の口調もそうですけれども、今回のように、50年じゃなくて、本当に100年に1回かもしれないような豪雨、非常に皆さん苦労して大変だったと思います。これを災害と言うんですね。これが経験するたびにいろいろやりますが、市としても限界というものがあるんです。やれることはやっていきます。さっき新町5丁目もありましたが、新町5丁目で何か床上浸水したんですか。   (発言する者あり) ○議長 犬飼議員に申し上げます。 答弁者の答弁が終わりましたら、ボタンを押して質問してください。 ◎市長 いかにも何かそこが売ってまずいようなことになる、聞こえるからそういうふうに言ってしまうんですね。家が建っていないのに床上浸水するわけないです。したんならちょっと分かりませんけれども、ですから、ここに取り上げるんじゃなくて、やっぱり全体的にこれからどうしていく方向か、そういうことをどうやっているんだということを聞くと私たちもやりますが、今言ったように限界がございます。少しずつしかやれません。それをオーバーしてくると、災害とこうなるんですね。 堤防が全部あれば災害は起きないわけであります。こういう、だけれども何十年かに1回の大雨については、対応できなかったんですね、国も県も市も。これについては、行政として非常に申し訳ないと思いますが、限界があるということをよく知ってほしいと、こう思います。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 先ほど、渋田団地の件、申されましたけれども、そこはまだ建っているわけではないので、もちろん床上浸水、床下浸水もありません。 ただ、今後、売り出すときに、そしてまた第2期工事もやろうとしている。ですので、対策として今後進めていかなきゃならないんじゃないですか。あそこは甑岳からの水が非常に多く入ってくるところです。ですので、もう揚げ足取りじゃないですけれども、そういったように市長、あまりむきにならないでください。 あと、側溝の件です。側溝の件は、もう何年もその状態、今回の大水害によって起きているわけではないんですね。大水害に起きているところは、もう湯野沢も見てきました、ずっとそこら辺も見てきました。もう側溝一面道路冠水です。そこはしようがない。もうそれは今までになかったんですから、そんなこと。 ただ、今回言っているところは、ゲリラ豪雨あるいは一時的な大雨、これでもう越水する。そして、宅地のぎりぎりまで迫る勢いで水が上がって越水する。こういったところというのは、そこの住民はもう何回も見ているわけですよ。それでも予算的にできない、いや順番待ちだ、ただ、それはしっかりとそこに説明が行っているんだったらいいです。いや何年後に、あるいは今考えてこういう方向で、ところが何にもない状態ですので、住民もあきれ返っているというようなところであります。 そういったところも調べていただいて、順次対応していくんであれば、いつ頃になるのかも分かれば非常にいいんですけれども、そういったところ、住民の不安解消に努めていただきたいというふうに思います。この項は終わります。 次に、河西エリアのところに行きます。 まず、市長に伺います。 市内の中でも人口減少、そして少子高齢化、空き家の増加、商店の減少、これが進む河西エリアであります。これは市としても十分に認識していることと思います。 不良住宅の持ち主は、危険と承知しながらも撤去できず、台風が来れば危険な状態。商店経営者は、高齢を迎えていることが多く後継者がなく、10年後にはさらに商店は減っていることでしょう。 市としては、小学校や幼児施設の再編、検討、また北山周辺への公園整備や宅地造成も検討されているとお聞きしております。ですが、5年後、10年後、さらには20年後、河西エリアの未来像をどう考えているでしょうか。これから非常に住民としては疲弊する河西エリア、見たくありませんので、これから市長はどう考えているのか、これからのビジョンをお聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 河西エリアは心配をしています。ですから、北山エリアを造成するとか、あるいは戸沢保育園を今回整備していくとか、いろいろやっているわけです。 ただ、河西エリアの方々にあなた方は疲弊していますなんてことは私ちょっと言えないんですね。やっぱりその土地に愛着を持って住んでいると思うんですね。そこを何とか市のほうでいろいろ手助けができればよろしいかなと思っています。いろいろ手立てはしていますが、将来的にも住んでいけるように、楽しい河西地区の生活ができるように市も頑張っていきたいと思っています。 そういう意味では、いろいろやっていきますが、ただ、大きなビジョンとしてはまだないんですね。やっぱり河西の人に安心を与えて、ここはいいところだべということで今後も住んでいただきたいということを私からは言いたいんです。 皆さんは決して疲弊はしていないと思っていますので、今後ともよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 河西エリアのことも十分心配していただいているというふうには思います。ほかに質問させていただきます。 総合計画からこの河西エリアの未来像をちょっと考えてみたいというふうに思っております。政策推進課長にお伺いいたします。 誰もが暮らしたい町という、この中に河西地域における生活の拠点づくり、河西地域における生活の拠点づくりを想定した宅地造成を進めますとあります。先日も高橋議員から旧葉山中学校跡地はどうかというような話がありました。 宅地造成、造るだけじゃなくてほかに何かセットで造るようなことを考えているんでしょう。ただ宅地造成だけを造るということの考えでしょうか。お聞かせください。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 議員おっしゃる誰もが暮らしたい町、その要素はたくさんあろうと思います。当然、住宅団地はそのベースにはなろうかと思いますが、市長からあったように公園だったり、学校だったり、あるいは保育園の整備だったり、それから商業施設だったり、そういったものあるいは交通の便、様々な要素があろうかと思います。そういった件について併せて検討していかなければならないというふうに思っております。 以上です。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 様々な要素を見て今後いろいろなことを考えていくということだと思います。 次に、もう一度政策推進課長にお伺いいたします。 生活環境の充実という項があります。商業施設等の誘致を早急に進め、市民の日常生活の利便性を向上させます、とあります。これは河西エリアも含んでのことだと思いますけれども、それでよろしいでしょうか。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 含んでのことでございます。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) ということは、今、商業施設等の誘致、こちらのほうの進捗具合といいますか、どこか来たいという手を挙げている企業はあるのか、このこともお聞きしたいというように思います。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 具体的な店舗とかそういったところについては、この場では無理と思いますので、実は平成29年からホームセンターに食料品の販売も兼ねたような形態の商業施設について誘致をしたいということでお声がけをしております。 これまで出店の候補地ということで幾つかの用地を、当然市の用地ではございませんが、提案をしてまいりました。ですが、賃料、条件面で地権者と折り合いがつかず、出店にはまだ至っておりません。現在も新たな土地の情報等の提供もしておるところでございます。先方の動向について見ているところでございます。 以上です。
    ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 平成29年から交渉を重ねているというようなことでありますが、いまだにそれが実現しないということは、恐らく採算が合わないということも含め、賃料、いろいろあるんだろうなというふうに思います。 ただ、やはりこの商店といいますか、この誘致というのは、非常に私は河西地区にとって非常に大事なことだと思っております。これから、先ほども申し上げましたけれども、5年、10年経過すれば、恐らく小売店はどんどん減っていくことだろうと思います。 昨日、阿部議員が市民バスのお話をされておりました。市民バスあるいはデマンドタクシー、こういったものを使わないと買物に行けない。こういう土地に河西地域はなりつつあるんだなというようなことも話を聞いていてちらっと頭をよぎった次第であります。 やはり、ここにはにぎわいも含めて、こういった商業施設というのは、非常に河西地域には大事なところだなというふうには思っております。だから、民間企業がなかなか参入できないというのは、それなりにやはりリスクがあるんだろうなというふうに思います。 民間企業はできないんであれば、市長、市としてこういった商業施設、いろいろなやり方があると思いますけれども、河西地域のにぎわい、あるいは盛り上がりをこれから進めていくためにも、何か市としての商業施設、民間でなくてもできる施策を今後考えていっていただきたいなと思いますけれども、市長いかがでしょうか。 ○議長 志布市長。 ◎市長 民間の施設のようなものを市でということでありましょうが、ちょっと店舗数をまだ見ていませんが、やっぱり河西ももちろん楯岡も、袖崎辺りにかけても、民間施設、民間の商業施設が衰退していった原因というのはあると思うんですね。共通していると思います。 やっぱり皆さんが車乗れる方が車で買いに行くわけですね、大型店舗に行くわけです。そのおかげで小さな商店は畳まざるを得なかったというところも結構あると思います。それやっぱり採算がとれないんですね。そして、それがそういう状態で進んでいって、うちのほうでやむを得ず買物あるいはいろんな医院、医者に行くとかのためにバスを出しているわけですね、市営バス。 買物難民は村山市に限ったことじゃなくて全国的な問題であって、各自治体でいろんな手を打っております。うちのほうでも市営バスについては昨日言ったとおりでありますが、そういう流れになっているときに、やっぱり新たに店を例えば市でやるということはある意味、簡単に言いますと民業圧迫とか、また市でもやっぱりノウハウがないんですね。 多分赤字でしょう。赤字を補填するのは市の税金でやるわけですね。それを皆さんがいいと言うかどうかですね。それがなくても間に合う。だけれども、さっきちょっと言いましたけれども、平成29年から中堅の食料品を扱うスーパー的なもの、名前もはっきり出ていますが、希望して大久保地区に来たいと言ったんです。ところが、よく分かりませんが、要するに地権者と折り合いがつかなかった。投資枠特定してあったんです。その企業は、要するに地価が高過ぎてまけてくれなかった。それではペイしない。 来る企業は採算をもちろん考えます。赤字のところに来ません。ですけれども、この地価との買うか借りるかの金額とそれが合わなかったんでしょうね。これ以上高いと赤字になると、だから来なかったと思うんです。 そこは私たちも何回も言っているんです、あちこちどうだ、どうだと。やっぱりいろんなそういう賃料の問題があって出店に至っていません。ですから、そこはやっぱりある程度もうからなきゃ駄目なんで、来たいと言っているんですよ、平成29年から。地元の所有者が駄目だと言っているんですね。これは非常に私は残念であります。 そこで市で何かというのは、気持ちはすごく分かるんですよ。ただ、恐らくノウハウもない私たちが  に任せても必ず赤字になると思います。そうすると、数年後に何であんなの建てたんだと追及されるのは私たちですね。 こういうことを言っちゃ、ちょっと先が暗いんですけれども、やっぱり商売はある程度やっぱりペイするような、そういうやることができる人がやる。それができないから地元の商店街はだんだん少なくなっている、こういう傾倒だと思いますので、気持ちはよく分かりますが、なかなか実現には難しいかなと思っています。 ○議長 7番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 私がこういうちょっと夢も含めて、先ほど菊池議員が夢を語りましたので、私も夢を語りたいなというように思いますけれども、この商店街というか、商店を河西に必要だというふうに思ったのは、やはりどんどんあの347号という立派な国道がありながら、河北町から大石田に至るまで、これといって大きな店がない。通勤の人あるいはトラック、これが通るだけの大動脈としてしかやっぱり今は動いていないんじゃないかなと。 やはり1か所止まる、トラックでも止まってもいいでしょうし、通勤客が通勤の人が止まってもいいです。そういった中堅の店があれば、非常に近所の人はもちろん寄るというように思います。 総合計画の中にも冒頭に載っておりました。大久保の人たちは河北町に買物に行くと、大高根の人たちは大石田に買物に行くと、中間はばらばらなんでしょう、楯岡に行ったり両脇に行ったりですね。ただ、やはりそれを谷地なり尾花沢にお金を落とすところをやはり村山市に落としていただきたいというのももちろんあります。 そして、先日、去年からですかね、ずっと道の駅の移転の話もありました。クアハウス碁点の話もあります。クアハウス碁点は今回1億5,000万のお金をかけて救っていくんだと、非常に市としては大事な施設だと、もちろんこれも十分に分かる。道の駅も移転して観光客、そして高速からのルートにつなげてというような意向もよく分かります。 じゃ、347号沿い、そこには民間の企業はなかなか来ない。平成29年から誘致してもその地元の地権者がという問題はちょっと置かせていただきますけれども、あそこの347号を利用して私は東のほうの道の駅、道の駅の今度西側に道の駅を造ったらどうかというような夢を持ちました。民間が来ないんだったら市でやれるような施設、商業施設は何だといったら、道の駅が手っ取り早いだろう、そしていろいろな補助も来ます。駐車場は大きく取って、そして災害活動拠点にもなります。ヘリポートが必要だと言えば、その分も造ればいいでしょう。 そして、中に置く商品は土産物が中心じゃなくて、やはりお総菜、日用品、地元の生活に必要なもの、こういったところを並べて営業すると。中に入っていただくものはJAさんでもいいと思います。農協さんにお願いをして入っていただくということも可能なんだというふうに私は思います。 そして、6次産業化、この前、産業厚生常任委員会で6次産業化の方にお集まりいただいて議会報告会を行いました。そのときに、6次産業を始めて試作品を作る場所がないというようなお話がありました。試作品を作るのにわざわざ機械を買わなきゃならないのでは、ちょっとうまくできるかも分からないので、買えないというようなお話がありました。道の駅造るときには、そういった加工所も含めた施設にも補助が出るというふうなことも私調べたら載っておりました。こういったところもあります。 ですので、こういった東根とか谷地は河北町を見れば私は思うんですけれども、お店ができて、大型スーパーができて、そして住宅街が広がっていく、あるいはその逆もあり、東根と河北町というのは、そこでどんどん住宅街広がっています、実際。ですので、そういったことも考えれば、やはり商店というのは大事なんだなというふうに私はつくづく思っております。 これは私の夢といいますか、理想に過ぎませんけれども、もし少しでも市長の頭の隅に残るようであれば、何かご返答を頂ければなというように思います。 いずれにしても今後、河西地域、学校再編、幼稚園統合、いろいろと人口減少にまつわる課題が山積しているところであります。私も一人の河西議員として何とか力になりたいというふうに思っております。 ついこの間から海老名議員を筆頭にですね、河西議員のちょっとした会をつくって、会というんでしょうか、集まりをつくって、今後の河西をどうしていこうかというようなことも話し合われるようになりました。こういったことも含めますと、今後の河西のエリアのことも十分に、やはりこの商業が私は一番大事だと思っているんですけれども、ほかの面も含めてですね、宅地造成するにもやはり利便性、ある不動産屋の調査によりますと、1番目は予算、2番目が利便性、そして学校、幼稚園、通勤、そういったところの順番だそうであります。いかに利便性が大事かということも訴えまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長 7番 犬飼 司議員、終わります。 この際、暫時休憩に入ります。 次の会議は午後1時10分から再開いたします。     午前11時54分 休憩     午後1時10分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。-----------------------------------田中正信議員の質問 ○議長 6番 田中正信議員。   (6番 田中正信議員 登壇) ◆(田中正信議員) 6番 田中正信です。 初めに、さきの豪雨により被災されました多くの皆様に対し、心からお見舞いを申し上げます。 さて、通告に従い質問させていただきます。 村山市の公共施設等に係る総合的な計画についてであります。 村山市はこれまで多くの公共施設を建設してきました。学校をはじめ、市民会館、市民センターなど、村山市には現在163の施設があります。その多くは高度経済成長期以降、急速に整備されたものです。したがって、相当古い建物も目立ちます。数的に申しますと、築30年以上が全体の45%あります。村山市が保有する施設163のうち73の施設が築30年以上ということになるわけであります。 それで思うことは、そのような老朽化した施設を維持管理しさらに更新するということは、本当に容易でないと思います。市の財政面から見て大丈夫だろうか、また、人口減少が進む中、その必要性はあるだろうか。あるいは施設の統合や廃合もやるべきではないかなど、この案件は市にとっても、また、市民にとっても非常に重要な問題だと思います。 それで、政策推進課長に次のことをお伺いしたい。 ①現在市が所有する公共施設やインフラを、仮に耐用年数経過後に同じものを建設したと仮定すると、その金額は幾らですか。また、それを年平均に換算すると幾らになりますか。 ②過去5年間に行った施設への投資的経費の実績は幾らですか。また、それを年平均に換算すると幾らになりますか。それらの数字を比較すれば、財政的に持ちこたえられるかどうかのその判断材料はなると思いますので、よろしくお願いいたします。 これで私の登壇での質問をさせていただきます。あとは自席にさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長 原田政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 公共施設等総合管理計画でございますが、ご案内のとおり、市所有の全ての公共施設について現状分析と更新費用の推計等を行って、それを整理した上で管理に関する基本的な方針をまとめるというふうな目的がございます。 ご質問の更新費用でございますが、この計画策定に当たって試算した数字がございますので、その数字で申し上げたいと思います。 仮に公共施設を現在の施設と同面積で全て更新するとすれば、40年間の更新費用総額については1,240億円と推計しておりまして、年平均に換算すると31億円になります。 また、同様にこの計画上で公共施設の年間の投資的経費の平均を算出してございます。当時の数字にはなりますが、これでいきますと年平均投資的経費、公共施設の投資的経費でございますが11億5,000万円であるというふうに推計をしたところでございます。 以上です。 ○議長 6番 田中正信議員。 ◆(田中正信議員) ありがとうございます。 あまりにも大きい金額でちょっとびっくりしたんですけれども、ちょっと再確認したいんですが、そうしますと、現在ある施設を全て更新したと仮定すると、年平均で31億、それと一方、過去5年間で投資的経費の実績平均が年で11億5,000万と。だと、年で19.5億の差があるわけですね。 非常に厳しい、本当に厳しい状況が予想されるわけですけれども、そういうことを受けて、市長にお願いをしたいと思います。 2つほどお願いしたいんですが、1つは、村山市、数年前まで箱物重視の政策を取ってきたと思います。これが日本全体の流れでもあったと思うんですが、しかしやっぱり、全国的に見ればバブルははじけ人口が減少した今日、この箱物の一部は負の遺産と化したものも相当あると思います。 村山市、その轍を踏まないように施設の統廃合や複合化あるいは計画的な新規整備、さらには広域連携などによる総量管理を経営的な観点に立って実行していただきたいということが第一であります。 2つ目は、やっぱりそれをやるには市民の理解と協力が欠かせないと思うんです。平成29年2月の市民の友に、全2ページを割いて公共施設のことについて非常に詳しく、しかも分かりやすく載っていたと思うんです。 お願いですが、市民の友を使って最新の情報、今年5月にこの計画が改定されたんです、そういう内容も含めて市民に伝えていただきたいと。そして市と市民が一丸となって、耐えるべきところは耐えしのいで財政の健全化を図って、何とかこの施設を管理していく必要があるだろうというふうに思います。 以上について、市長のご所見をお願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 議員おっしゃるように、今までは箱物行政がありまして、今あったとおり、今までの分を再建築すると何ぼと、それから今やっているのは何ぼと、年間でも格差が約19億、20億近くの格差がある。これは何かというと、簡単にいいますと恐らく前に造り過ぎたんでしょうね。余計なものとは言いませんけれども、造り過ぎた結果がこの差だと思っています。ですけれども、今造れるのはその11億、これが今の限度だと思っています。 そういう意味では、これから相当の取捨選択をしていかないと村山市の将来は危ういと。ということは、今まであるものを相当見直しをして、あるものについては民間的な感覚で経営をしていく、これは当然だと思います。そうしないとこれからの村山市になっていかない、やっていけない。議員のおっしゃるとおりであります。 ここを肝に銘じてやってまいりますが、私はその感覚は、私も実は少しは持っています。私になってから、箱物というのはほとんど造っていないんですよ。ただ、箱物を造ると名前が残るんですね。そういうのが好きな方もいらっしゃいますが、私は別に名前残らなくてもいいんで、ただ、小学校とかああいうものは意外と市民からの共感も得やすいんです。小学校、中学校。今までの方は随分造ってきました。私もたまたま年度中に当たって、楯岡小学校は改築しましたが、それ以外の箱物についてはほとんどやっておりません。 今、要らないものについてはどんどん壊していますが、やっぱりそこははっきり決断をして、議員おっしゃるとおり決断をして、市民に納得してもらいながらですけれども、納得しない方もいます。ですけれども大体、大所高所から見てある程度整理していくことが将来に対する私どもの責任であろうと思っています。 ○議長 6番 田中正信議員。 ◆(田中正信議員) ありがとうございました。 ここで感謝とお願いと1つずつお願いしたいんですけれども、感謝することなんですが、やっぱり村山市、この公共施設等の総合管理計画、これ平成28年でできたんですけれども、全国的に見ても非常に早いということを聞いているんですが、このことを1つと。 それから、今回私、担当課のほうにいろいろ聞きに参りました。そうしたら、担当課では市保有の163の施設一つ一つについて非常に詳しく調べ、そして几帳面に記録しておったということで感心をしたところです。 お願いですが、これまでの努力をぜひ今度は市民への啓蒙活動に目指していただきたいということであります。この問題はやっぱり市民の理解と協力がなければできないことです。どうすれば限られた財源の中で市民のニーズに応えられるかと、あるいは市民に我慢してもらうかというあたりを、市民の英知を結集しながら前進するように取り組んでいただきたいと。 最後に、やっぱり身の丈以上の施設を抱え込んだ結果、非常に苦しい財政状態になって、そして市民サービスもできないという市町村が全国あまたあるようです。ですから、そういうことにならないように、ぜひ村山市、頑張っていただきたいと。 施設を抱えるということは、多くの場合やっぱり人件費もプラスになると思うんです。ですからぜひ、そういう轍を踏まないように、先ほど市長お話あったとおりよろしくお願いしたいと思います。 本件について以上にして、続けてよろしいでしょうか、議長。 2つ目は、昨日、今日と随分厳しい質問が続いたので、今度は少し楽しい、夢のある質問にしたいと思います。 それは、ひな祭りを核として市内のサークル団体が参加の下、村山市の一大春の祭りにしようという提案であります。 志布市長に伺いたいんですが、その前に私の提案理由をちょっと申し上げたいと思います。 村山市のひな祭り、関係者の大変な努力によって、もう今ではすっかりこの地方の春を呼ぶ風物詩になった感じがいたします。それはやっぱり甑葉プラザでの段々ロングな雛まつり、それから楯岡市民センターでの雛のつるし飾り展、そしてシーズン中に2万人のお客さんが来ているんです。でも、ただ残念なことに、お客さんはそれが見終わるとすぐ、まさに一陣の風が吹いたように帰ってしまうと。これは村山市にとって非常にもったいない、大きな機会損失だと思います。 それで、提案ですが、ひな祭りの期間中に市内の芸術、文化団体が加わってみんなで祭りを盛り上げることにしてはどうでしょうか。 新しく参加いただく団体は、1つは村山市の芸術文化協議会、いわゆる芸文協に加入している、絵画や書道、写真、茶道のような展示型の団体に入ってもらうと。それから、各地域で趣味の世界を楽しんでいるサークル団体の皆さんと、さらに各地に保存されている民俗芸能の方にも参加していただくと。そのように市民が参加することで、家族、友人、知人が応援団に加わってくると思います。それこそ百人力だと思うし、それで祭りの輪を広げ、裾野が大きくなっていくと思います。 その狙いですが、それはやっぱりおひな様の愛好者だけに限らず、大勢の皆さんに村山市に来てもらうことです。ひな祭り会場ではこれまで同様、日本古来の風雅な世界を楽しんでもらうと。さらに今度、新しい企画である村山市民会館での芸術、文化の世界を楽しんでもらうと。では、新しく参加する団体のメリットは何かというと、それはやっぱり複合の力が期待できると思うんです。1プラス1は2でなく、それが大きい2になると思うんです。 1つの事例をちょっと申し上げたいんですが、私の愛好する股旅舞踊ですが、10数年前、市内の舞踊団体から言われました。自分たちは幾ら一生懸命稽古してもそれを発表できる場がないと。元気な股旅さんにその場をつくってくれないかと、我々も応援しますよということで、それで誕生したのが股旅の全国大会だったり発表会のチャリティーショーであります。 この経験は、私たちに大きなことを教えてくれたと思います。それは内部を充実してお客さんに喜んでもらうということが本当に基本中の基本だなということであります。やっぱりそれが複合の力だと思います。 いろいろ申しましたが、市民の知恵と力を結集して、交流人口の増を図りながら、元気な明るい村山市をつくっていこうではありませんかというのが提案であります。 志布市長からいろいろご所見をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 市民にいろいろ楽しみを与えるとか、活気を持っていくには春祭りなんかちょうどいいんですね、ここにびたっとひな祭りが来ていますので、このひな祭りをもっと複合的にやっていく、これについてはそのとおりだと思います。 今までの路線をもう一回見直して、何とかもうちょっと盛り上がるように、担当課とも話をして、暗い冬が明けてからの春に市民が盛り上がるように、私たちも検討させていただきます。 ○議長 6番 田中議員に申し上げます。 なるべく簡潔に質問してください。 ◆(田中正信議員) 次の質問ですが、生涯学習課長にお願いします。 秋の芸術祭の開催期間を短縮して盛り上がりを期すとともに、市民会館の有効活用を図るべきでないかという質問であります。 私が思うに、村山市の秋の芸術祭は期間が非常に長過ぎると思うんです。10月下旬から12月上旬までの祭り期間、これはまさによそにはない異例の長さだと思います。なぜこんなに長いのか、それはやっぱり各団体各団体がそれぞれに会場を借り切っているからです。その結果、間延びして盛り上がりに欠けてしまうと。 私もよく股旅でよそに行くんですが、よそでは文化の日を中心に1日か2日にまとまっているんです。ですからお店なんかもいっぱい出て会場はすごいにぎわいだと。これこそまちおこしの原点だろうと思います。 そういう意味で、生涯学習課長からよろしくお願いいたします。 ○議長 井澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長 お答え申し上げます。 村山市芸術祭のやり方、期間についてのご質問だと思いますけれども、短期集中型の開催がいいのではないかなという意見があることは私も承知しております。 議員に紹介いただきましたように、1日あるいは2日に集約して発表会を開催しているところが割と多いことも存じ上げております。しかしながら、全部の自治体がそういう状況であるわけではなく、例えば米沢市ですけれども、春から冬まで年間を通じて芸術祭をやっている、言わば通年型というところなどもございます。 秋の芸術祭のやり方、期間等については、実施主体であります芸術文化協議会の意見を尊重し実施しておるところでございます。見る側からしますと短期集中型のほうがいいという市民のお声があることも承知、把握しているところでございます。 短期集中、長期、双方にメリット、デメリットがあると思いますが、やはり芸文協あっての芸術祭であると思いますので、芸文協の中で十分議論していただいた上で方向性を決めていただくのが筋なのではないかなと思っております。その意味で、芸文協のお考えを最大限尊重しながら、総合的に勘案して判断してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長 6番 田中正信議員。 ◆(田中正信議員) 今、課長から言われたとおり、やっぱり主催団体ですから、主催側は芸文協ですから当然だと思いますが、ただ、芸文協で5年前に50周年記念誌を出しているんです。それを見ると、その対談者は6人ですけれども、会長、前の会長4名、事務局と6名でやっているんですが、皆さん異口同音に、次のように主張しているんです。開催期間が長過ぎる、もっと短縮すべきだと。展示部門については合同発表会に改革すべきだということを言っているので、そんなことを参考にしながらですね、ぜひ、事務局たる生涯学習課のほうからよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長 答弁は要らないですか。 ◆(田中正信議員) 答弁はいいです。 ○議長 質問は終わりですか。質問は終わったんですか。 ◆(田中正信議員) 課長からちょっと一言お願いします。 ○議長 井澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長 お答え申し上げます。 先ほどもちょっと申し上げたんですが、短期型、長期型、両方ある中で、現在のやり方を支持する意見が多いということで現在のやり方が取られていると思っておりますが、田中議員のご提案のようなご意見もございますので、その辺も勘案して今後決めてまいりたいなというふうに思っているところです。 以上でございます。 ○議長 6番 田中正信議員。 ◆(田中正信議員) では、お願いします。 最後に、教育長にお伺いしたいと思います。 村山市には、私たちの先人が残してくれたすばらしい芸術、文化の灯がともっていると思います。これは我がふるさとの誇りであり、次の世代にしっかりつないでいかなければならないと思います。 しかしながら現状は、新型コロナウイルスの蔓延という未曽有の危機にさらされ、ややもすると心の余裕を失いがちです。しかし、その中でもやっぱり人は音楽や芸能によって心を癒し、苦しい日々を乗り越えようと必死に生きているのではないでしょうか。 私は、このような非常事態だからこそ芸術、文化活動は重要だと思いますが、教育長のご所見をいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長 菊地教育長。 ◎教育長 村山市の優れた芸術、文化が私たち市民の誇りだと言われる議員のお考え、全く同感であります。 私ども、今年4月に改定いたしました教育委員会の第2次教育振興基本計画、5年計画でありますが、その冒頭にも、村山市の教育のよさを特に3つ挙げる中の1つとして、広く多様な芸術活動を挙げて、そしてその継承、発展を目指しているというところであります。 一方で、人口減少、高齢化の進展により、市民の芸術活動や民俗芸能を次の世代にどう受け継ぐかという大きな課題を持っているというふうに書いております。今回のコロナの問題も、それにも関連した大きな問題だろうと思っています。 私ども、できることは限られているわけでありますけれども、これまで積み重ねられてきた、先ほどから話になっております市芸術祭をはじめとする様々な事業を、コロナだからやめようということではなくて、どうやればどの範囲でできるんだという前向きな姿勢で支援していきたいと考えております。 そのほか、山響のコンサートとか、あるいは各小中学校での秋の文化祭、学習発表会なども、どの学校もできるだけやって、子どもたちの心を豊かにしようという計画を立てているということを聞いているわけであります。小さなことでありますけれども、そんな形でまず支援させていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長 6番 田中正信議員。 ◆(田中正信議員) ありがとうございます。よろしくお願いします。 では、最後の質問ですが、市職員のコンプライアンスについていたします。 昨年、県内における公務員の不祥事が相次ぎました。市町村の職員や教員、警察官などによる飲酒運転やわいせつな行為等であります。なぜ高い規範意識が求められる公務員がこのような不祥事件を起こしてしまうか、専門家はこう言っています。公務員は特有の窮屈さを抱えている。上司や担当者間との調整など組織内で大変なエネルギーを使っている、そして、仕事から解放されたときに魔が差す可能性があると話しています。 総務課長に2つ質問したいと思います。 1つは、懲罰規定はあると思いますが、それをどのようにして周知徹底していますか。 2つ目ですが、北海道のある町の職員が自殺するという事件がありました。その原因は、人事異動で同僚が転出したため、月150時間の時間外労働が強いられた結果、自殺に追いやられたということです。村山市ではそのような長時間労働はありませんか。 お願いします。 ○議長 柴田総務課長。 ◎総務課長 お答えいたします。 市職員が地方公務員としての信用失墜行為あるいは秘密を守る義務等の遵守すべき法令に違反した場合においては、懲戒処分につきまして、地方公務員法に基づきまして、村山市職員の懲戒の手続及び効果に関する条例で規定してございます。 さらに、市職員の懲戒処分に関する指針を定め、処分の基準、いわゆる非行行為があった場合にどのような処分を行うかということについて定めております。例えば議員おっしゃる飲酒運転、酒酔い運転等については免職と定めております。また、その他の非行についても標準的に定めておりまして、免職あるいは停職等の処分を科すことになります。 このことにつきましては、新規採用職員の研修時にコンプライアンス研修を行っており、また、全職員にコンプライアンスチェックノートを配付して定期的に自己点検を行ってございます。 また、県内の他市町村で不祥事案が発生した場合や、年末年始等の大型連休の前には、プライベートな時間であっても常に公務員としての自覚を持って行動するよう、綱紀保持について通知しております。 また、先ほど申し上げました職員の懲戒処分に関する指針について、職員に通知してからしばらくたってございますので、改めて先週でありますが通知して、綱紀保持をお願いしたところであります。 いずれにしましても、このような非行行為があった場合は、市民の信頼を損ねるのは一瞬でございますので、今後とも綱紀保持の徹底を図ってまいりたいというふうに考えます。 時間外勤務につきましては、管理監督者である所属長が事前命令してから行うこととされておりますので、特別な事情がない限り、月45時間以上行うことは禁止して認めておりませんので、そのようなおっしゃるような事案は発生してございません。 以上です。 ○議長 6番 田中正信議員。 ◆(田中正信議員) ありがとうございます。 もう一つ、総務課長にお願いしたいんですけれども、総務課の事務分掌に心の相談窓口というすばらしい組織があります。多分これは専門家による、カウンセラーによる相談だと思いますが、個人情報に抵触しない範囲で、どういうことをやっているのか、ちょっとお話しいただければありがたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長 柴田総務課長。 ◎総務課長 いろいろ、職員の方につきましても悩みが多く、そういった観点から心の相談窓口を開設しております。月1回、外部の専門家のカウンセラーの方に委託して窓口を開設しております。 相談内容や相談場所につきましては、私どもを通さず、産業カウンセラーと相談者の方の個別のやり取りをして、時間と場所とを決めて相談していただいており、その個別の内容につきまして私どもは特に承知はしておりません。 ただ、相談の人数だけは把握してございますけれども、平成30年で延べ15人、令和元年度で延べ人数で7人の方が相談しているようでございます。 以上です。 ○議長 6番 田中正信議員。 ◆(田中正信議員) ありがとうございます。 やっぱり、人生長い間にはいろいろなことがあると思うんです。そういうときに本当にカウンセラーなり親身に相談できるということはすごい職場だと思いますので、ぜひこれを大事にしながら、よろしくお願いしたいと思います。 次に、財政課長にお伺いしたいと思います。 建築工事に係る汚職事件が後を絶ちません。近くの町では2011年の汚職事件に続いて、今年3月、発注工事を巡って談合、贈収賄事件が発生しました。これは一般競争入札でなく全て指名競争入札だったと言われ、しかもその落札率は99%を超えていたと言われます。 このような近隣の不祥事踏まえて、村山市はどのような対応をしていますか。財政課長からお願いいたします。 ○議長 宮古財政課長。 ◎財政課長 入札制度のことでございます。 入札制度につきましては、何よりも公正性、透明性、競争性を保つことが大事だと考えております。そのため、地方自治法や建設業法に基づき、市としましても契約に関する規則、建設工事執行規則、工事指名競争入札参加審査会など様々な規則を制定しまして、公共事業に対します市民の信頼を得、それを請け負う建設事業者についても健全な発展を図ることを目的として行っております。 具体的には、建設業者につきましてそれぞれ点数化しております。全国統一の基準に基づく客観的数値として、経営事項審査の総合点と申すんですけれども、これに市独自の加算、減算もありますけれども、加算として市の工事の受注高、あと育児休業制度を設けているなど子育て支援策を設けている、あと障害者雇用など、これを加点した形で業種ごとに4段階に分けてランクづけをして行っております。 工事の指名に当たりましては、工事の規模に応じたものに選定基準を設けて、地域性を考慮し指名審査会において決定しております。 なお、1,000万円を超える工事、これにつきましては指名競争ではなくて、条件付でありますけれども一般競争入札というのを行っております。この条件付の選定基準の中に、市内に本社を有する事業者というふうな地域要件を最優先しておりますので、地元の業者を優先するような、配慮するようなものとなっております。 また、透明性を図るという観点につきまして、原則全ての工事について予定価格の事前公表を行い、より公正性、透明性の高い入札を行っているところでございます。 以上です。 ○議長 6番 田中正信議員。 ◆(田中正信議員) ありがとうございます。 万全の体制で取り組んでおられるということについて、本当に感謝申し上げたいと思います。 最後に、市長に次の2つについて基本的な考えをお伺いしたいと思います。 1つは、コンプライアンスはまさに至上命令です。一たびニュースになれば、村山市に対する信頼は地に落ちてしまいます。大事なことは、管理者が市長の思いを酌み取り、部下とコミュニケーションをしっかり図り、組織の隅々まで語りかけていくことではないでしょうか。どうかこれまで同様、綱紀粛正に努めていただきたい。そして、職員の悩みを聞いてくれる血の通った職場づくりにご尽力いただきますようお願いいたします。 2つ目は、公正な入札制度を徹底しながら、地元企業の育成を見据えた制度が行われますようお願いしたいと思います。地元企業の育成であります。 特に今、市内の業者はコロナの影響で大変な苦しい状況にあります。私も市議会議員の1人としてその調査に伺いましたが、公共事業を何としても減らさないでくれと、公共事業なくなったら本当に食っていかれないという切実なる訴えでありました。やはり地元企業の育成こそ村山市発展の鍵だろうと思いますので、この点について市長のご所見を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 2つありましたが、綱紀粛正とかいろいろな要素が入っていますが、これについてはもう何回も、課長会を通して職員に言っているところであります。 やっぱり私も、私のいろんな方向性を市民に示しまして、今まで市政を担ってきました。方向は大体みんな分かっているんです。ですから、この方向で皆さんよろしくお願いしますよということで職員の方に周知していますが、反対だという人はもちろん職員にもいるとは思いますが、一緒に仕事をやっているわけです。何とか市民のために綱紀粛正を続けつつ、市民のために頑張ってまいりたいと思います。 もう一つの公正な入札関係でありますが、これは今、担当課長が言ったように、1,000万円以上については市内限定とか、一般競争入札、ネットにそこを見た人が自分から申し込んでくるんです、こちらから何もしません。ただ、出すとそこを見て業者が応じてくるという内容でありまして、これは何か変な余地がないんです、いろんなものが入る余地がございません。 そして、よく問題になるのが予定価格です。これについてはもう前から、予定価格は事前公表であります。ですから、予定価格を教えてけろとかそういうことはあり得ません。全部前もって示しますから、それ以内で応募する方は入札をしてくるわけでありますので、そういう状況を見ますと、要するに隣の町の犯罪なんかは起きようがないんです。 あと、地元企業の関係でありますが、先ほど申しましたように、一般競争入札、誰でも入れますが条件があります。数1,000万以上だとAクラスとか、ここはBクラス、あるいは大きい金額ですと市内に本社のある者、こういうふうにしています。 ただ、村山市にないのもあるんです、大きな電気工事とかとなりますと1者しかないような場合はやっぱり何者か、ほかのも入れます。それ以外は全て市内の業者に任せています。 ちなみに、楯岡小学校、先ほど申しましたが23億ほどかかっています。建築から電気から全て市内の業者でやっております。それから、インターチェンジまでの工事、今やっていますが、ここも13、14億、これ全部市内の業者で、この分、8割以上が国から補助金をもらっています。起債の変化も併せて8割以上ですけれども、8割分が市外からお金が入ってくるんです。そして市内の業者に入ると。ということは、市民の所得がその分増えているんです。 今、本郷通りもやっています、約18億かかりますが、これも全部市内の業者でやるつもりであります。そういうふうになって、県外から、市外からお金を入れて市民の所得の向上を図る、これを今後とも続けていきたい。 なお、市外の大手業者もいろんな会合で会うと言われます、紹介されますけれども、村山市さん、うちはさっぱり入られないものなと言われるんです。入れません、普通の建設業者は。市内の業者だけです。 ただ、市内の業者にも技術的な面、いろんな面でいろいろ勉強していただいて一流になることを、一流になっていますけれども、もっともっと精進してすばらしいものをつくっていただくように、私からはお願いをしたいと思います。 どちらにしましても、常に市民の生活向上を図るにはどうやっていくか、ここを重点的にこれからもやっていく所存でございます。 ○議長 6番 田中正信議員。 ◆(田中正信議員) ただいま市長から力強いお話をお聞きしまして、本当にありがとうございました。 国のほうから金を持ってきて、そして地元の業者に使うと、地元の業者が仕事をするということは、そこに働いている従業員、家族、みんないるわけです。だからやっぱりそういう人が潤って、そしてまた、市税にも入るわけですので、ぜひ中央からお金を持ってきて、そして地元の業者にするような、最大のご努力をお願いしたいと思います。 ちょっと時間いっぱい余ったんですけれども、以上で私、終わります。 どうもありがとうございました。 ○議長 6番 田中正信議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午後2時から行います。     午後1時50分 休憩     午後2時0分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。-----------------------------------高橋卯任議員の質問 ○議長 3番 高橋卯任議員。   (3番 高橋卯任議員 登壇) ◆(高橋卯任議員) 3番 高橋卯任です。 質問に入る前に、令和2年7月豪雨により被災された皆様並びにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 また、市職員の皆様総動員による対応に感謝申し上げます。 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。 1つ目は、市内における大雨時の道路冠水とその冠水による家屋等への浸水についてです。 近年の異常気象によるものなのか、今年は降雪量が少なく、2月、3月頃は水不足が心配されていましたが、一転してさきの7月は雨の降る日が多く、また、その雨もかなり強く、市内各地において土砂崩れや道路冠水を引き起こしました。 全ての冠水場所ではありませんが、それぞれの場所に行き、また、そこの住民の方々に状況等をお聞かせいただきました。その話によりますと、ちょっと強めの雨が降るといつもこんなふうに水が上がるとのことでした。辛うじて床上浸水はしないんだが、床下には水が入られる、また、その水が引いた後、家の中がカビ臭くなるといった健康への被害を心配しているとおっしゃっていました。 また、あるお宅では、冠水した道路を車が通るたびに水を巻き上げ、畑の作物にかかったり車庫に入ってくるそうです。ほかには、冠水により道路と側溝の境が分からず非常に危険な状況を生み出しているというところもあるそうです。 本市では、これまで経験のない非常に強い雨が降り、また、これから本格的な台風シーズンを迎えようとしている今、災害に対する住民の不安が高まっています。市民の生命と財産を守るという原則から考え、この状況を看過するわけにはいかないと強く思います。 私が今述べさせていただいたのは、市内の一部での話です。そこで、建設課長にお伺いします。市内には冠水しやすい場所、また、度々住民から相談される場所が何か所くらいあるのかお聞かせください。 登壇での質問を終了します。 ○議長 柴田建設課長。 ◎建設課長 お答えいたします。 道路に水が上がる冠水しやすい場所、それから相談についてのご質問でございます。 まず、冠水、道路に水が上がるということについては、日頃から多くの皆様からご相談を受けております。その都度、担当者が関係者に集まっていただいて現場を調査し、原因を究明し、解消できるところから順次対応しているところでございます。 ただ、やっぱり難しいところもございまして、今現在、冠水しやすい場所ということで、建設課として把握している部分につきましては、田畑とか山間部を除きまして、主に市街地とか比較的住宅に近い場所でありますが、その数として、冠水しやすい場所として把握しているのは14か所ほどと把握しているところでございます。 以上です。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) ありがとうございます。 私、先ほど登壇でお話しさせていただいたのは、楯岡のほうの4か所ぐらいのところなんですけれども、やはり市内となれば全域の中では14か所ぐらいあるというふうなことのようですね。 午前中の犬飼議員の質問とかぶりますので、市としては上がりやすい場所、そういうことを把握しているというふうなことでしたし、また、今もお答えいただきましたが、その場所への対応というのはやはり職員が足を運んでいただき、そこでそれぞれの対応をしているというふうなことでした。実際私もその場に立ち会ったことありますし、そのようにしていただいていることは重々承知しております。 そこで、市長にお伺いします。 これまでこうやって対応してきているにもかかわらず、同様に冠水が繰り返されているのであれば、やはり大がかりになるといっても側溝の入替え等の工事等をして、すぐにでも改善すべきだと考えるんですが、いかがでしょうか。お願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 当然、改善はしたいんです。やれるところからやっているというのが今の状況でございます。 ただ、議員も分かっていると思いますが、楯岡の中で何か所かございます。ここは物が詰まったり吸い込みが小さくてというところがありますが、例えば楯岡楯、近所でしょうけれども、あぶらやさんの裏なんかは毎回毎回上がるんですけれども、こういうところも含めて、そこだけ直しても駄目なんです。流末のほうを直していかないととても駄目になっています。甑葉プラザの関係も裏のほう水上がるんですけれども、流末の、ちょうどJRの線路を下るところを直さないと駄目なんです。 そういうことで、五日町とか旧13号線沿いにも結構詰まるところありますが、そこだけを通過してやっても、下が、そこから改造していかないと駄目なわけであります。 例えば、楯岡はご存じのように笛田から旧13号に向けて大きくダウンというか、下がっているんです。大雨でなくても、雪解け水でも13号線がどーんと下っていてあそこはあふれるんです。甲志うやさんのところも常にあふれて、これは直そうとしていますが、あそこを直して通過よく今度はします、県のほうと一緒にうちのほうでやりますけれども、あそこを直しても、そこの下の駅の近くのほうをある程度直してやらないと駄目なんですよ。あそこを直すと、今度、下が上がってきます。今度見てもらえば分かりますが、早川さんのほうから駅のほうに向かっていって、ちょっと南のほうに水が分かれていくんですけれども、そこに大きな抜け口がないんですよ。そちらのほうを直さないと駄目だと。 常に、だから一番最終のほうから直していかないと、上だけいじっても駄目なんです。そうしますと、非常にこの莫大な計画とお金がかかってくるんです。ですから計画的にしていかないと駄目だということで今やっているわけでありますが、14か所のうち相当の数が楯岡になっています。何回も言いますけれども、傾斜がついてなかなかこれを止めるということは難しいんです。ただ、床上になるようなところは、これは集中的にしなければなりません。 ただ道路を水が走るくらいでは被害がないとは言いませんけれども、確かに気持ちはよくありませんけれども、ただ道路の上をざあざあ流れるくらいだったら、これは順番がちょっと後のほうに落ちます。やっぱり家の中に入るようなそういうところからやっていきたいんですけれども、そのやり方については先ほど申し上げたとおりでございます。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) 分かりました。 そういうことで、順次、順番ではないでしょうけれども、そういうふうな優先度を図りながらやっていくということだと思います。 ただ、市長、もう一点です。 実際、現地で住民の方々のお話を聞きますと、もちろんやはり何度も上がっているからどうしても言いたい、何とか言いたいというふうな気持ちが先に来ると思うんですが、よく言われるのが、役所ではこうなることは分かっているんだと、何とかしてほしいと何回言っても何もしてくれないんだというふうなことを言われるんですが、そのことをどう思われますか。 ○議長 志布市長。 ◎市長 そういう方は当然いらっしゃると思います、上がるところ大体決まっていますから。ただやっぱり、今言ったようにうちのほうではなかなかやりづらいところもあるということです。 例えば、あぶらやさんの裏なんか非常に入り組んでいて、民地が入り組んでいてがきがきとなって、これをするにはやっぱりちょっとやそっとではできない。そこ、私も行きますけれども、ちょっとの雨でも、雨の降る場所によっても違いますけれども、今のあぶらやさんの裏辺りに来るところの雨が降ると、そこのところはすぐ水上がってくるんですよ。それはもう承知しています。何回言ってもというの、そのとおりなんです、なかなかできない。だけれども、できないところが今言ったように市内にいっぱいあるんです、順次としか言いようがないんです。 ただ、上がった人の気持ちはよく分かります。なるべく早急に応えてまいりたいと思っています。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) 先ほどは単純に私も側溝直してほしいというふうにお願いしたんですが、そう簡単なものではないということはやはり承知しています。 私自身、去年議員になってから、住民から相談を受けまして、何度か建設課さんのほうにも足を運びまして、その冠水するところの問題点などの相談にお伺いしてみました。そうすると、やはりその場所を、市長が言われたように、その場所を直すことにより、今度は他所に影響が出るとかそういうことがあるんだ、新たな問題が浮上することがあるんだということを正直初めて知りました。 素人的に、自分のところさえよければいいかなというふうな意味でどうしても見てしまっているし、実際、市民としても自分のところが何度も何度も上がっていて、何もしてもらえないんだったら、やっぱりそういうふうに思いたくなって言うと思うんですよ。この辺がなかなか、実際そこに住んでいる方には簡単に納得できるものではないのかと思います。 今、市長からご回答ありましたようなこと、そういうふうな、ある程度住民が納得できる答えをやっぱり返していくべきではないでしょうか。例えば一番いいのは、いつまでに工事して改善しますというのが一番いいんでしょうが、工事がすぐにできないならやはりその理由、また同時にその代案などを住民と一緒に考え、対処していくようにしてみてはいかがかなと思います。どうでしょう、市長。お願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 担当者が行っていろいろ説明をしていると思いますが、なお今後そういう説明を続けてまいりたいと思います。 ただ、納得するかどうかは別ですけれども、やっぱり説明はするべきだろうと思いますので説明をいたしますが、先ほど申しましたように、そこで水が上がるとそこに滞留するわけでありまして、それをどっと流すと、はっきり申し上げて、中町とかあるいは駅西辺りに幹線排水路がありますが、あるいは今度、どっと勢いよく流れますと、今度あれがあふれてくるんです。そこがあふれてくるから駄目だというわけじゃなくて、そういう説明は住民の方にしませんけれども、私たちとしてはそういうこともある程度知っていただかないと、真っすぐするだけでは非常に問題があるような気がします。 ただ、住民の方は非常に不安に思っているでしょうから、ある程度、納得いかなくても話はするべきだと思いますので、これは担当課と相談しながらやってまいりたいと思います。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) ありがとうございます、よろしくお願いします。 私の今回の質問は、豪雨災害とまるっきり関係ないわけではないと思うので、一言、市長にもう一つお考えお聞かせいただきたいんですが、昨日の市長の答弁の中にもありました、自助、共助、公助という言葉がございましたが、自助の重要性をやはり広く市民に啓発をしていくことも市民生活の安心、安定には欠かせないものかと。 特に、もちろん今回の豪雨を受けてですけれども、ある程度自助を各家庭、各個人ですることによって、いろんな市、県・国からの支援があり、1つの救済が完成するのかと考えるようになりました。そのためにも、やはり自助の重要性を何か広く市民に啓発していく方法などご考慮いただけませんか。お願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 災害起きるとこの話はよく出てくるんです。私が知っている限りでは阪神大震災あったときに、今回のように村山市内でやられたところは3か所ぐらいだったらいいんですけれども、阪神大震災ではべろっとやられたわけですよ。そうしますと、隣の人助けてくれるとかと待っていられないんです、自分で生きなきゃ駄目だったわけでありまして、あの頃は自助が恐らく八、九割いったと思います、自分の命は自分で守るということです。その後でやっと落ち着いてから隣近所が来て、駄目なところは公助、国・県、市町村が入るわけでありますが、それとても数%なんです。 そういうことを、そのたびごとに出てきますので話題になりますけれども、議員からあったように、今回ちょうど時期がある程度周知するにはいいと思いますので、もう一度、自助、共助については過去の例を挙げながら、自分の命は自分で守るということを最先端に挙げないと駄目ですよということを、市の広報などを通じて出してみたいと思います。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、次の質問にいかせていただきたいと思います。 新型コロナウイルス感染症対策についてです。 私、3月の議会でも質問させていただきましたが、そのときから半年経過しました。当時の暖かくなったら落ち着くんじゃないかなというふうな見通しは希望的観測にすぎず、現実はこのとおり、依然として猛威を振るっています。本市では感染者は確認されていませんが、7月中旬に天童市で感染者が確認されたことにより、本当に身近に迫っているなと改めて認識させられました。 コロナウイルス感染症の本当の姿が分からない現在においては、感染拡大防止に徹すること、特にクラスター発生を防止すること、また同時に、市民生活の安定のためにも経済支援が重要な課題だと考えております。 そこで、本市でもこれまで市独自の緊急経済対策が行われてきました。最初に、地元応援商品券とお宿でゆったりプレミアム券の利用状況について、商工観光課長にお伺いします。 ○議長 柴田商工観光課長。 ◎商工観光課長 では、各事業の8月28日時点の換金枚数と換金率を申し上げます。 まず、今こそ地元!応援商品券は、額面500円券を約14万枚発行し、6月下旬に1人当たり6枚を送付しております。換金枚数は約10万6,000枚、換金率は76%で8月31日で使用期間が終了しており、換金は9月いっぱいとなっています。 お宿でゆったりプレミアム券は、額面2,000円券を1,000円で1万5,000枚販売し、7月下旬の販売開始から10日間で完売しております。換金枚数は約4,000枚、換金率は26%で使用期間は11月30日までとなっています。 以上です。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) ありがとうございます、分かりました。 応援商品券は、まだこれから換金に来られるかもしれませんから、今出していただいた数字よりもう少し上がるかと思われます。また、プレミアム券についてはまだ使用期間、11月30日までということでありますから、これからまだ十分に期待できるのかと思っております。 続けて、商工観光課長にお伺いします。 そのほかに、今回これまでの補正の中で事業応援給付金と緊急家賃支援金、また、テイクアウト等取組支援金、雇用調整助成申請支援補助金、徳内資金αなどありますが、そちらの申込状況をお聞かせください。 ○議長 柴田商工観光課長。 ◎商工観光課長 お答えいたします。 各事業の8月28日時点の交付件数と交付額を申し上げます。 まず、事業応援給付金は売上げが前年同月比で15%以上減少した事業者を支援するもので、製造業を除く全ての業種には一律10万円を、製造業は固定資産税2か月相当分として上限100万円を給付しております。 また、追加支援として、タクシー、旅行業などに20万円から62万円を給付しているところでございます。 交付件数は合計で565件、交付額は6,840万円となっています。 次に、店舗を賃借している飲食店に対する上限10万円の緊急家賃支援金は40件、342万5,000円、テークアウト等の取組を行った飲食店に対する一律3万円のテイクアウト等取組支援金は57件、171万円、国の雇用調整助成金に申請した事業者に5万円から10万円を補助する雇用調整助成金申請支援補助金は47件、304万4,000円となっています。 これら全ての事業の合計は709件、7,657万8,000円となっており、予算に対する執行率は73.5%となっております。 また、売上げが前年同月比で15%以上減少している場合に保証料を全額市負担、当初3年間無利子の融資制度である徳内資金αは71件、10億6,300万円となっているところでございます。 以上です。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) 分かりました。細かい数字まで拾っていただき、本当にありがとうございます。 やはりこの申込状況、利用状況から見ても、各事業主の方々が苦労されていることが予想されるというか、読み取れるものです。周りでも最近じわりじわりとコロナの影響で収入が下がってきているというお話などもよく聞くんですが、やはりまだまだ、本当に大変なのはこれから、11月、12月がひどくなるんではないかなと個人的に予想しているんですが、それに対する支援が必要だとは考えております。 ここであともう一点、農林課長、お願いしたいんですけれども、農林業の緊急支援対策補助金ありましたが、そちらのほうの状況をお聞かせください。 ○議長 板垣農林課長。 ◎農林課長 現在の補助金の交付状況についてお答えいたします。 農林業緊急支援対策補助金につきましては、今年3月から5月の期間で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた農林業を営む事業者に対して上限10万円を交付するもので、交付状況はサクランボやタラの芽の促成栽培に係る事業がそれぞれ14件ずつの申請があります。 そのほか、肉用牛の肥育や農産物の加工事業など全てを含めた合計の申請件数は、現在43件となりまして、交付額につきましては395万円、予算に対する執行率は56%となっております。 また、サクランボの平均市場価格が平年価格の9割を下回った場合に差額を補助するさくらんぼ緊急価格安定対策事業につきましては、平均市場価格が過去10年の中でも高値を示したというようなことから、補助金の発動には至っておりません。 また、肉用牛の市場価格が低下した場合に差額の一部を補填する制度の対象外となる部分について補助を行う肉用牛肥育経営緊急支援事業、こちらにつきましては現在もコロナ禍の影響が続いていることから、当初3月から6月までの対象期間としておりましたけれども、10月まで延長して実施を継続している状況でございます。 以上でございます。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) いずれの補正もやはり対策が必要であるということで入られた補正ではありましたが、サクランボは当初、2月3月の時点で今年は大変なんじゃないかなと予想している中では、思った以上にいい出来だったというか、例年並みになったという方が多くて、その辺で補助金の申請件数もそれほど多くはなかったのかなというふうに思います。 特に最近のまちの声といいますか、声からですが、飲食店のある店主からは、現在は何とか店は開けているんだけれども、以前のようにお客さんは来なくなったと。特に午後9時以降となるともうまるで全然駄目だと。また、あるお店では、やっぱりこれまで長年の常連さんも顔を出さなくなっているんだとおっしゃっていました。 私の周りでも、先ほどお話ししましたが、仕事が減って会社が週3日休みになっているとか、残業が全然なくなったなど、確実にコロナの影響を受けて収入が減っていると聞いています。 市長にお伺いします。こういった現状なんですが、何かさらなる経済対策等お考えでしょうか。あればお聞かせください。 ○議長 志布市長。 ◎市長 今の現状についてはある程度聞いております。ただ、私もいろんな飲食店に行ってみたいような気しますけれども、やっぱり感染したりすると大変なことになるので、ここにも出られなくなったりしますから、残念ながら控えているんです。そういう方が結構いらっしゃるんじゃないかと思います。そういう結果、そうした結果、やっぱり客が減って大変だと。 私も本当、最近しみじみ思っていますが、先ほど申し上げた数字は当初のコロナの発生から少したったときの政策だと私は考えております。私も、2か月分の家賃補助とかしましたが、実は2か月程度で落ち着くだろうという、ちょっと今考えればですよ、甘い考えだったかなという気します。 いろんな話が出ていまして、寒いから出るんだ、暑くなると収まるんだという話もありましたが、今考えてみると全然関係ないですね。そういう根も葉もはなく、1つ誰か言うと、それが全く本当のように流れていって情報が混乱した経過もありますが、今となっては、結論的に言いますが、やっぱりこれから第2弾、第3弾が出てくるだろうと。そして情勢を見てしなければならないだろうと思っています。 もうちょっと周りを見て、あと国も何か内閣改造もあるみたいなので、そうしますとまた出てくるでしょうから、今のところ予備費の11兆円でするような話していますけれども、その流れを見ながら私どもも手を打っていきたい。そうしないと、この日本が沈没してしまうんです。そういう意味で、今からの行方を注視して、できれば手を打っていきたいと思っています。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) 実は正直、この経済対策が必要だと考えていると言っておきながら、この場で、市長、こうやってみたらいいんじゃないですかというような提案できることがなく、ただ市長どうしますかと言うのは非常に、そういう質問することは非常に申し訳なく思っているんですが、やはり今、市長の答弁ありましたように、様子を見て手を打っていくということで、ぜひその辺注視しながら新たな対策をお願いしたいと思います。 経済の支援の関係はここで終わりにしまして、続きまして、感染拡大防止、特に最近ではクラスターの発生防止対策ということについてお伺いしたいと思います。 本市では、これまでも市報やホームページ、ほかには広報チラシなど利用して感染拡大の防止を周知してこられました。感染拡大防止に新しいことや変更点などあるのであればお聞かせいただきたい。変更点があるのであれば、その周知をどのようにしていくのかを併せてお聞きします。 保健課長、お願いいたします。 ○議長 高橋保健課長。 ◎保健課長 感染拡大防止、特にこれからの対応ということでご質問いただいた件です。 時間とともに感染状況や感染経路に変化が出てきておりますが、基本的な感染防止対策については現在のところ変わっておりません。 8月28日に新型コロナウイルス感染症の対策本部から、新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組ということで公表がありました。現在に至るまでの感染事例を踏まえれば、いわゆる3密や、大声を上げる環境で感染を生ずることが多いことが確認されているという基本的な中で、特にクラスターを制御することが感染拡大を防ぐ上で重要だということが挙げられております。 それで、このためにこれまで感染拡大防止と社会経済活動との両立を図るために、業種ごとの感染拡大防止のガイドラインを遵守するように呼びかけてきたということと、国民一人一人に対して、3密や大声を上げる環境の回避、マスクの着用、身体的距離の確保、手指消毒や換気の徹底など、基本的感染対策を行い、さらに新しい生活様式の実践を呼びかけてきたと。これらの取組が着実に実施されることによって、社会全体での感染リスクはかなり下がることが期待されているというようなことを公表されておりまして、やはりこれまで皆さんで取り組んできた基本的なことを継続されることが、感染防止に一番重要であって、かつクラスターの発生防止にもつながるというようなことが言われております。市でも新しい情報や大切な事項は引き続き、随時、市報等で情報提供をしてまいりたいと思っております。 また、これに加えまして、山形県でのクラスター発生の状況などを見ますと、やはり県外からの感染、流行地域から移動してきた感染者の方が同居の家族や職場の同僚に感染させてしまうというような事例があるために、特にこういった感染流行地区等の移動を控える呼びかけというようなことがこれまでも行われてきましたが、これからも重要なことではないかというようなことで、県と同じような歩調で周知を図っていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) 保健課長、ありがとうございます。やはり基本的な感染症対策を徹底していくというふうな方針でやっていくということですね、分かりました。 ここで、商工観光課長にお聞きいたします。これもちょっと先ほどと似ているんですが、市内の事業所並びに飲食店等の感染拡大防止対策整備のための補助金ということで用意されているはずなんですが、そちらのほうの申請状況をお伺いします。よろしくお願いします。
    ○議長 柴田商工観光課長。 ◎商工観光課長 お答えいたします。 感染防止対策整備のための補助金としまして、新生活様式対応支援補助金とオンライン化促進支援補助金を7月補正で事業化しております。 新生活様式対応支援補助金は、新しい生活様式に対応するために行う設備投資や感染防止対策等の取組を後押しするものでございます。中小企業向けの中小企業支援型、小規模事業者向けの小規模事業者支援型とガイドライン対応型の3つがございます。設備投資の経費や店舗改装費用のほか、マスク、消毒液などの消耗品の経費にも充てられます。 8月28日時点の申請状況は、中小企業支援型が1件、15万3,000円、小規模事業者支援型が6件、19万8,000円、ガイドライン対応型が20件、359万1,000円となっています。 次に、オンライン化促進支援補助金は、在宅勤務などを可能とするテレワーク環境の整備に取り組む事業者に対して100万円を上限に補助するものでございます。8月28日時点の申請はまだございません。 これら2つの補助金の申請はまだ少ない状況でございますが、申請受付開始が、新生活様式対応支援補助金は7月中旬、オンライン化促進支援補助金は8月上旬とスタートして間もない中で、問合せも多く寄せられておりますので、今後申請は増えていくと見込んでいるところでございます。 以上です。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) 分かりました。 今ご説明いただいたとおり、まだ申請が開始したばかりということで、これから増えていくのだろう、また、そうやって敏感に各事業者さん、飲食店さんでも感染防止対策をやっていこうというふうな問合せが多いということは、やっていかなければならないという気持ちの表れと思いますので、それを喜ばしいと思います。ぜひそうやって市内でも、市内の一般の皆さんもそうやって感染拡大防止に努めていらっしゃるんだということが分かって、私たちも改めて気を引き締めて感染拡大防止していかなければならないと感じたところです。 また、クラスターというと、どうしても起きやすいということで、市内小中学校における対策状況のほうを教育指導室長にお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長 延沢教育指導室長。 ◎学校教育課教育指導室長 お答えいたします。 先週、学校の夏休み明けを機会に、学校教育課教育指導室で市内小中学校に訪問して、感染防止状況を確認してきました。各校とも毎朝の検温、それから随時手洗いを行う、ソーシャルディスタンスの確保、共用物の消毒等、感染拡大防止策がきちんと取られていることを確認してまいりました。 中学校の部活動においては、県教育委員会で示している部活動ごとの活動方針に従い行っています。体育館の使用については、教育施設利用者名簿の記入、使用後の消毒の徹底を行っています。 これらの防止対策について、各校で保護者へきちんと説明を行い、理解を得られるようにしています。これからも気を緩めることなく感染防止に当たってほしいと教育委員会で指導を行ってまいりました。 また、感染防止の物的支援として、図書室や保護者面談用のパーティションの活用、それから、9月補正に上程しております水道の蛇口の自動水洗化、人的支援として国の補正予算措置による学習支援員、スクールサポートスタッフの各校への配置を今後行う予定でございます。 以上です。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) 最初に、クラスターが発生しやすいなどと言って申し訳ございませんでした。今のお話を聞きますと、まず徹底した感染拡大防止が図られていることで子どもたちの安全が守られているということがよく分かりましたので、おわびいたしたいと思います。また今後ともこのように続けていただければと思います。よろしくお願いします。 そこで、各事業所と小中学校等はそのような状況ではあるんですが、では当庁舎、ここの市庁舎における対策状況はどのようになっているでしょうか。総務課長にお尋ねします。 ○議長 宮古財政課長。 ◎財政課長 庁舎関係ということで、私のほうからお答えしたいと思います。 職員につきましては、全職員マスク着用、あと手洗いの徹底、さらには執務室の定期的な換気、会議における距離を取るなどを行っています。物理的なものとしまして、庁舎出入口、各課出入口、エレベーターホール等々に手指消毒剤の設置、あわせまして、正面玄関には来庁者が自らの、これ体温を確認するための体表面温度チェッカー、これを設置しております。 あと、庁内関係としまして、日常清掃業務を行っていますけれども、その中で職員及び来庁者が非常に触る機会の多い手すりとかドアノブ、エレベーターのスイッチなどにつきましてはアルコール消毒を1日2回行っているところでございます。 あと、庁内各課におきまして、対面して業務を行う場合、飛沫感染防止プレートを設置して行っているところでございます。 あと、これは万が一の場合ですけれども、庁舎内で感染が発生した場合の消毒の経費として予算化しているような状況でございます。 以上です。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) 分かりました。庁舎においても感染拡大防止を徹底して、やはり職員を守るためにも徹底しているんだということがよく分かりました。 私の最後の質問になりますが、市長に2点ほどお願いしたいと思います。 まず、現在のこの、村山市では正直、コロナウイルス感染者が発生していない状況ではありますが、まず今の現在であれば、正直どこでクラスターが発生してもおかしくはないというふうな状況だと思います。 今、市庁舎の対策をお聞きしましたけれども、さらにその対策として、例えばテレワークとか、あと職員の時差出勤の導入とかを検討してもらってはいかがでしょうかと思います。 この前の豪雨のときにもすごく感じました、やはり市役所の機能が停止するようなことがあってはならないと思います。仮にそういうふうなテレワークや時差出勤を導入したから必ず出ないというわけではございませんが、やはり少しでもそのクラスターの発生リスクを下げるというふうなことは、それは結局、職員を守ることでもありますし、職場を守り、最終的には市民を守ることにつながると思うんです。その辺でそういうふうなお考えはありませんでしょうか、お願いいいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 職員とか市民を守るのは第一義であります。まず、職員に関しましてはテレワークがありますが、最近、県のほうとも会議はテレワーク、何回もやりました。そういう意味では、市外の人とはテレワークをやっていますが、庁舎内でテレワークというのは、そういう話じゃないですよね。 ◆(高橋卯任議員) できましたら、庁舎内でのテレワークは考えていらっしゃらないかというようなことの質問です。 ○議長 志布市長。 ◎市長 庁舎内でのテレワークはちょっと検討したことないですね、担当にも聞いてみますが、テレワークは。パソコンは各自1台持っていますので、まさか前と後ろだけでテレワークしているわけにもいきませんから、どうでしょうね。 これは、ちょっとこの辺に近隣で市庁舎とかそういう自治体の何か起きてきたらある程度検討しなきゃならないと思いますが、今のところ、山形以北、山形から北のほうは、天童で1件ありましたけれども、あれは収まっていると思います。関東方面から来た女性の方でしたけれども、まだ起きていないので、検討しておきますが、庁舎内は今のところ考えていませんね、はっきり申し上げて。 あと、時差出勤ですけれども、これ村山市役所内、庁内にあまり多くないので、時差出勤してもあまり意味がないんじゃないかなという考えでございます。 やっぱり相当な人数が出てくるようなところですとそれは必要だと思います。要するに、入ってくるとき混み合うということでしょう。入ってくるとき混み合うから時差出勤ということありますが、市役所の場合、地下鉄から降りてぞろぞろと来るような東京的なイメージはないので、今のところこれも検討したことはございません。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) テレワークはそうです、庁舎内の今の職員の方のテレワークをいかがでしょうかという話が1つと、あと、時差出勤というのも同じ庁舎内に今と同人数が一緒にいないというか、なるべく密を避けるというような意味合いを持っての質問でした。 今のところ考えたことないということでしたので、私、この質問の本当の中身といいますか、少しでもやはり役所の方々の危険といいますか、コロナをここで発生させたくないという思いと、ここでクラスター発生するわけにいかないというふうな強い思いがちょっとそういうふうに提案した理由なんですが、ぜひ、今もいろんな対策、手すりの消毒だったりということで対策をしているということですので、さらにワンランク上ということであれば、ぜひまた考えてみる機会があってもいいのかなと思っています。 あと最後に、市長、もう一点だけお願いします。 コロナ感染者やその家族、または看護師等医療従事者の方とその家族に対する誹謗中傷が今、社会問題となっていますが、万が一市内で感染者が出た場合、そういった方をどのように守り、また、職員へはどういうふうに指示されていくとお考えですか。お願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 誹謗中傷とかデマとか、とんでもないことです。これについては徹底的にそういうことが起きないようにしますが、いかんせん、行き渡ってもいる方がいるかもしれません。極力抑えていきたいと思っています。こればかりはなかなか難しい問題であろうと思っています。 また、感染が発生してどうするかという話もありますが、やっぱり先ほど担当課長が申し上げたような基本的なことを再度お願いする、これしかないと思っています。何か移動制限、市内での移動制限とかはちょっと無理だと思いますし、各自生活もありますので、やっぱり発生しましたらそこを徹底的に調査とか隔離をすると思いますが、あとは基本的に、手洗い、うがい、3密避ける、これを基本的に着実に実行していくことがお互いの身を守るものだと思っていますので、そういうことで進めてまいりたいと思います。 ○議長 3番 高橋卯任議員。 ◆(高橋卯任議員) 分かりました。私も質問した手前、早速手洗い、うがいして、皆さんに迷惑かけないようにして感染防止に努めていきたいと思います。市長、ありがとうございました。 私の質問は以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長 3番 高橋卯任議員、終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。議事運営に対するご協力に感謝を申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後2時50分 散会...